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リバーシーの披露は・・・いつ頃?

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先週、此木さんと川崎さんが訪れた時に、6cm級のリバーシの試聴から実施。
リバーシの起源のお話とリバーシ(前後にユニットをマウント)の効果を説明させていただきました。
起源のお話は、遡ること2004年のStereo誌8月号なので、20年近く前になります。
紙面上の正式なBHBS、リバーシーの紹介は第2回Stereo誌主催のスピーカーコンテストの時でした。

単純な構造の掟破りのBHの音道にダクト兼用の脚を付けたシンプルな構造のBHBSでした。
懐かしのFF85Kを前後に2本使用した低音強化の方式でしたが、副産物としては立体的な音場、2本使いでの相互干渉も緩和されるなど良い結果が偶然の産物の結果オーライの箱でした。
現在でも、低域の増強ではこの方式を好んで採用しています。
6cm級でも10cm並みの低音が再生出来ています・・・・・と言っても面積では6cm×2ですので面積は近いので、当然と言えば当然ですね。
もっとも、1本でも10cm級シングルバスレフと比べても引けを取らないと思います。

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久々に紙面に目を向けると20年前の自分の自作スピーカーのスタイルが伝わってきます。
いい音追求の情熱が半端でない心境が伝わってきます。
40代は熱かった。
20年掛けてゆっくりと熱は冷めてきていますが、まだまだ熱いと自負をしています。
FBのコメントである方に、「よく飽きないですね」なんて言われたこともありましたが、この趣味は死ぬまで飽きないでしょう。

健康年齢は、70才半ばまでとか言われています。
65才から年金生活を始めて10年間、元気で生活を出来る保証はありませんが、平均的には10年間は、親の脛をかじっていた10年間を年金に置き換えて2度目の少年時代を迎えることが出来ます。
来月の21日から、少年時代の開始です。
と、また話が脱線しました。

リバーシーは、BHBSとして初めて世に出してグランプリの栄誉を頂いた思い出深い箱です。
僕のBHBSの進化樹の根っ子かもしれません。
現在でも掟破り(概念の打破)を続けて失敗を続けていますが、失敗をするから飽きない自作スピーカーなのでしょう。

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アールefuさん

懐かしい方舟でのコンテスト時代の産物ですね。
足は、積層で製作しています。
左右に明けた鼻の大きさでダクトの長さを調整していたと思います。

 

今見ても完成度の高いデザインだと思います。
スタンドの様な足の様なダクトはいったいどうやって作ってあるのか、未だに不思議です。
音もハイクォリティでした。

 

ひでこんさん

当時のコンテストは、長岡鉄男氏の方舟がコンテスト会場でした。
1次審査通過者を含め、編集者、評論家の先生、メーカーの方など一同に集まって行っていました。
現在の審査方法とは違っていたのは、評論家先生とメーカー方が審査して賞を決めていました。
同じ条件で聴いているので参加者も、受賞作品の見当は付きやすい環境でもありました。
その点は、現在の審査基準とは違っていました。
最近の審査基準は、変動するので絞るのが難しいですね。

 

リバーシは今回も2つ聴かせていただきましたが、どちらも素晴らしい音でした。こう言うのは見た目のインパクトに欠けるので、メーカー製では出てこないんでしょうね。
それにしても当時のコンテストの記事の充実度には驚きました。上位入賞作品を読者でも製作できるようになってるんですね。これは今でもやって欲しいです。ただ最近の上位入賞作品を見ると、デザインが奇抜だったり、素材が特殊なものがあったり、あまり読者の参考になるようなものが少ない様に感じていました。