箱のサイズアップ

FE103Aの試作で作った箱ですが、KFの箱の比べると横幅を30mm広げていました。
FE103Aでは、ドライブが出来なく放置していた箱でした。
ですから、化粧はしていません。
ユニットの取り付け用の穴を、少し広げてW4-2124を納めて試聴を開始。
試作箱はリアにもダクトがありますので、まずはリアのダクトを塞いで試聴をする。
低域は、殆ど変わりませんが、中域は福与かさが増してきています。
次に、リアのダクトも開放すると量感が増えましたが、締まりが無く出来の悪いBHの低音風になった。
何となくですが、箱の改善点が見えてきました。
やはり、Qの低いユニットは箱が大きくなるから経済的ではないですね。
これで、この箱は心置きなく13cmの道に進めます。

W5-2143が、収るように箱を改造して試聴することにしました。

予想通りですね。
良い感じで鳴ってくれました。
ダクトの面積を、もう少し長くして大きくするともっと良くなりそうです。
リアダクト塞ぎ、フロントに10cmのダクトに変更して良ければ化粧に入ります。
結果オーライでしたが、W4-2124の箱の模索が残りました。
余談
KF1018Aは、見てくれもそのままシングルバスレフで使うと値段が妥当なユニットだと感じています。
どうしても、不得意な低音を改善するだけで化けてくれました。
他にも、同じような埋もれたユニットがあるかも知れません。
ただ、探し出すのに費用と労力が掛かります。
趣味で行なっているので良いような物ですが、商売にしたら元が取れません。
KFの箱が生まれるまで、2~3セット箱を作っています。
仮に3セットして板代だけで15,000円、化粧費用、手間代【4日】、交通費など経費として換算すると100,000円以上は掛かっていると思います。
趣味は、材料費と交通費のみなので30,000円程度は、出費していると思います。
これに、場所代、工具などの減価償却など入れると、もう少し掛かっているかも知れません。
ですから、ガレージメーカーさんが提示している値段で良く出来るなぁ~と関心をしています。
因みにKFの費用は、板代が6,600円、カット代1,000円、研磨剤、接着剤2,000円、交通費3,000円、塗料代1,500円、脚800円、ダクト700円(送料含む)と1万5~6千円の材料費が必要です。
ユニットは、セール中で送料込みで7,000円ですので、材料費だけでも約20,000円(交通費を除く)掛ります。
商売としたら、一番高い人件費の割合をどの程度見るか、同時に数本作るペースなら1本につき正味1日?で20,000円
最低でもペアー40,000円となります。
これに、研究費、会社としても儲け、販売管理費を乗せると・・・・??
海外のハイエンドスピーカーの値段が凄いですが、あながち驚くことでも無さそうですね。
趣味だから出来る自作スピーカー作りと言った所でしょうか?