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ベースの脱着式

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夏風邪を拗らせた挙句に、出張続きでブログの更新が進みませんせんでした。
まだ本調子ではありませんが、続きの作業を開始しました。
面取りは済んでいますが、研磨は未処理のままです。
ベースも適当に面取りをした状態で、細かい部分の加工はしていません。
今回は、端材の有効利用ですべての板を圧着して使用しています。

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音道の様子が分かります。
吸音材の調整をベースを取り外すことにより変更を可能としています。
2wayなどのネットワークもこの方法で交換可能と出来ると思います。

それでは、これから西伊豆の家で研磨を実施します。

コメントへの返信

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面取りが完了して、音出しを済ませた新作箱です。
吸音材を入れていませんので、若干、ミッドハイのレベルが高いですが、これは、好みの範疇ですね。
低音は、ローは伸びていますが、量感はH600タイプの方が気持ち多い?ような気がしています。
耳が、FE耳になったようで、メインが引っ込んだ音に聴こえる。
今は、FEのファンになっています。

お二人からコメントに返信です。
コメントがFBのように写真が添付できれば良いのですが、ブログは記事の欄でないと写真は載せられないで、こちら返信します。

N.Hさんへ 
コメントありがとうございます。

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天井反射板の裏側に、吸音テックスが張り詰められています。
間違えた情報による所業で、高額な吸音テックスのお陰で、高音が吸音され簡易無響室風な音になってしまいました。
吸音は悪さをしない代わり音が死にます。
そこで、Stereo誌の訪問ルームチューンに応募して、取材形式でルームチューンを実施。
その時の対応の一部が、天井の反射パネルです。
裏側の吸音テックスの性能が抜群に良いので、反射と吸音とバランス良く仕上がっています。

古舘さんへ
コメントありがとうございます。

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最近は、いつものねじ式の端子を使用していなく、安上がりな端子を使用しています。
ねじ式の物は、組み上げ前に組み込んでいますので、こんな初歩的な失敗はしないのですが、気のゆるみが原因かなと感じています。
複雑な音道だとこんな風には出来ないかもしれませんね。

線を入れ忘れた(大汗)

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10cmバージョンの石田式BHBSの製作に取り掛かり、昨晩で1本は組み上がりました。
面を取っていませんので88用に比べると横幅が広く感じますが、実際は30mm横幅を広げただけです。
内部は、空気室の容積など若干の変更をしています。

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2本目の製作で、やってしまいました。(大汗)
内部に線を入れないで組み上げてしまった。
参りました。
そこで、ガイドを使用して線を箱内部に通すことにしましたが、針金では堅くて内部を自由に通すことが出来ません。
そこで、半田を利用することに、これは、大正解です。
ただ、半田は強度がありませんから線を送りながら慎重に半田を引っ張らないと切れる恐れがあります。

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線に半田を螺旋状に巻いて、摩擦抵抗で対応しています。

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無事に貫通。

千葉からОWKさんの襲撃

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午前中、板材の購入でホームセンターにいたところ、千葉のОWKさんから電話が入り、夕方に襲撃をしたいと申し出がありました。
箱の組立を部屋で行っていたのでリスニングするには条件が悪かったですが、新作と15cmを試聴していただきました。

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工作途中の新作。

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圧着中。

やりたいことをやるのが幸せ

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理屈抜きで、自分がやりたい事をやるのは楽しい。
昨日は、親の老人ホームの奉仕作業の草刈りを3時以上も炎天下の中実施していました。
この奉仕作業ために購入した4サイクル草刈り機も絶好調!
しかし、長時間、フラダンスの如く草刈り機を振り回すと流石に腰が痛くなります。
自宅から施設まで1時間30分の道程、流石に疲れて帰宅後に工作を開始したいと考えていましたが断念。
その代わり、ご褒美に西井伊豆の魚介類を買い込んで晩酌の肴にして大満足。

FE108solの専用箱の新作の製作を開始する予定でいますが、腰に鈍痛が・・・・・・
好きなことは、理屈抜きに楽しい。
結果は二の次です。
自分が楽しければそれで良い。

ブログは、自己の日記で出来事、自分の思い、感じたことを明記していきます。
所詮、素人の自作スピーカーマニアなので影響少ないとおもいますので、間違いもあると思いますが、自分の感じたことも積極的に書き込んでいこうか迷っています。

Sol対決 88 vs 108

必要悪の吸音材

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漫画図は、公表しても吸音などは細かいことを書き込んだことは、少ないと思います。
この辺は、好みで個人の自由の範疇で使用しなくても良いし、どちらでも良いと考えています。
僕の経験ですが、BHや石田式BHBSでも絞りの緩い設定のダクト口径の大きな場合は、吸音材は無い方が中高音が盛大にダクトから漏れ出してくるので、切れ込みが良く、抜けも良く、打撃系の音は素晴らしいパフフォーマンスを見せてくれます。

最近は箱の小型化に専念していましたので、ショートBHに大型ダクトを設けて比較的簡単に低音の量感を求めるBHBS化にしていました。
ソフトに合わせた音作りも自作ならではの醍醐味でしょう。
パーカッション系のソフトならBHや共鳴管が最高でしょうね。
きっと、切れ込みなどハイエンドスピーカーもついてゆけないでしょう。
吸音材なんか使用する必要もないと思います。

しかし、ソフトが違う傾向の場合は話が変わり、BHの開口部や大口径ダクトから漏れ出す低音以外の音が悪さをし始めますが、
これも、好みの内と考えています。
石田式BHBSもオフ会などで環境が変わる場合は、吸音材を抜いたりして対応してた時期もありました。
もう、今後はオフ会に持ち込むことも無いので、今後はそのままでいます。

最近は、聞くソフトも変わってきていますので、必要悪の吸音材も使用しています。
吸音材の利用目的は2つあります。

1.中高音の吸音(ダクト径に左右され、ダクト径が小さければ酸くて済む)

2.低音の量感の調整(容積の調整、吸音)

箱で低音を稼ぎ、小さめのダクトで調整する旧石田式BHBSが有利になりますが、
紙一重的な調整は部屋など環境が変わると低音の量感不足、一般的な低音?
100Hz付近が落ち込む傾向になる。

その辺を改善するためショートBH+大口径ロングダクトの組み合わせが生まれた。
結果、箱は小型、ダクトから余分な音が漏れ出す結果となる。
ただ、狭い環境の部屋の想定はしていないので、ある程度の広さの環境の方には好評を得ていました。
ニアリスニングでは、2wayでも繋がりが気になりますので、共鳴の音など即、分かってしまいまね。
この辺も、広い部屋が有利に作用すると言われる所以の一つかもしれませんね。
と言っても、全てが広い部屋でもないし、高域のピークが気になるソフトでは、やはり、それなりの対策が必要ですね。

図でもお分かりになる通り、空気室への吸音材の使用は極力、無くした方が良いと思います。
容積の少ない環境では、少量の吸音材の使用は影響が強すぎ、調整も大変です。
音も死ぬ傾向になります。
ホーンロードの折り返し付近薄いフェルトを使用、最終ホーン部分の容積を大きめに取って、吸音材をがっちり入れる方法が、
調整も楽なので、良いと考えています。

スピーカーも一定のレベルの性能は必要と思いますが、フルレンジではメーカーの音が6割を占めますので、残り4割が自作派の腕の見せ所です。
シングルバスレフのメーカー指定箱では、低音の量感は小型フルレンジユニットの域をでません。
小型フルレンジの良さを引き出すのは、低音の有無で影響していますので、低音の調整が肝となりますね。


次はFE108sol

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個人的には、FE88solの新作は、気に入っています。
口径8.5cmの口径を忘れさせる低音再生、部屋の力も借りていると思いますが、箱の違いの効果か?
こうなると、10cm級も試したくなるのが人情です。
FE88solの新作箱は、変更続きでの完成でしたが、その図面をそのまま横幅を変えることで10cm級に変更が出来ます。
問題は、横幅どのくらいにしたら良いか?
FE88solの新作箱が、若干、低音過多気味なので2cmも大きくれば良いような気もしていますが、空気室は簡単にはいきませんので、多少、空気室の容積の検討が必要で、図面を変更しなければならいです。
残るは、ダクトのサイズになりますが、エッジを含む口径の9割程度で良いような気がしていますが・・・・・・
これは、自室での見解なので他のお部屋では、参考にならないかもしれませんね。

この手のBHBSはBHに限りなく近い特性になっていますので、ピンポイントでローを狙うのではなく全体の繋がりバランスを取る必要がありますので、しばらくは、カット&エラーが続くでしょうね。

自作スピーカーの拘りと軌跡

僕個人の自作スピーカーに投資した金額を累計すると、きっとハイエンドスピーカーが買えている金額になると思います。
なぜ?自作スピーカーに拘り続けているかと申しますと、物作りが楽しいからです。

スピーカーの参考書を片手に計算、ネットでの簡易ソフトでの計算、評論家の設計、ネット上の優れた作品の影響などにより、試しに製作を試みる。
その時に出た音が良ければ、喜びも大きく自作熱は過熱します。

僕の場合は、長岡先生の書が元になっています。
雑誌の写真を見る限り、べニア板を手引きのこぎりでカット、切り口は決してきれいとは言えず精度も出ていないよう見えました。
当時、中学生の自分は技術の時間に同じような工作をしていましたので、これなら、僕もできる。!
音が良いとか悪いとかの問題でなく、まずは作ってみる。
簡単なバスレフでダクトは板一枚をスリット上に入れてあるシンプルの物だったように記憶しています。
先生の工作記事も年を増すごとに高度になり、最終的にはスワンまで行き着ていました。

著名な先生の製作した記事を元に作ることは、一種の安心感があったように記憶しています。
その先生が、お亡くなりになり、お先真っ暗状態に陥りましたが、それが、きっかけで自分なりのオリジナルを作るようになりました。
自作スピーカーコンテストも多くなり、参加もして賞もいただいたりして、自作熱は過熱し続けました。
今日も、波はありますが過熱、拘り続けています。

矛盾する言い方をしますが、自作スピーカーで良い音を目指しますが、逆に実験して酷い結果を招いている場合もあります。
絶えず進行形の自作スピーカーの製作です。
趣味ですので、自分の作りたいものを自由に素材、手法を選びながら、時には教科書を片手に電卓を打ちながら計算などして、自分色の箱を作れれば幸せですね。

情報公開と言うと大袈裟ですが、試してみたいと思ったら試してください。
音の保証はしませんが、工作、モノづくりの面白さは体験できると思います。
この世に産声を上げた我が子は、皆、可愛いの心境です。

余談
高級な市販品は、位相、遅延、F特、強度と素晴らしい性能を持ち合わせています。
オーディオに使えるお金が沢山あるのなら、一度は所有してみたいとの気持ちあります。
ただ、メーカーによる音の違いが顕著にあるので、選ぶのに相当悩むと思います。

部屋に合わせた音作り、音の合わせた部屋作り

スピーカーを売り出すなら、千差万別ある部屋など環境の違いに対応することは、不可欠だと思いますが、それは不可能に近いと思います。
そこで、メーカーなど超デッドの無響室でF特をフラットにして環境の違いよる音の変化の被害を小さくしていると考えられます。

過去に、僕も無響室に入ったことがあります。
その時に感心したことは、無響室で某メーカー製の箱は、ほぼフラットな特性でした。

しかし、聴感は聴くに堪えない音だったようにも記憶しています。
逆に、ミッドハイのエネルギーの強いFEが、一番聴き易かったのが印象的でした。
F特の性能が良くてもリスナー側の好み?脳内補正(一次反射、残響など部屋の音に慣れてる)などF特以外の要素が微妙に作用している印象を受けました。

僕の場合の部屋に合わせた音作りは、低音の量感や締まり質などが主になります。
機密性の高い部屋は、音の逃げ場がなく特に低音は減衰が出来ずに、残響が長い傾向になります。
従って、低音の量感が出やすい環境で、ブーミーになる可能性が高く、どのスピーカーも同じような傾向な低音に聞こえてしまう危険性も秘めています。
そこで、スピーカーの低音に合わせた部屋づくりが必要になり、低音の吸音対策に奔走し始めました。

吸音が済むと定在波により、位相反転する帯域の打ち消しあいによるデップが気になり始めます。
我が家の場合は、前後の波長に大きなディップが派生していました。
40Hzが、打ち消しあいにより全く聞こえない!
これは、これで気が付かなければ気にならない程度?のこと・・・・・・かと思いますが、他のお宅で同じソフトを聴いたときに普段聴こえていない音の存在に気が付きます。
そこで、部屋の知識が無かった僕は、ウーファーを導入して対応しましたが、元々打ち消しあいで聴こえていない帯域に何をしても無駄、出ているはずの帯域が全く聴こえない。
後ろの壁に密着して聴くと、しっかり聴こえる。
この状態は、機器類でどうにかなる次元ではありせん。
イコライザーで、40Hzを持ち上げると酷い逆相感の洗礼を受けます。(鼓膜が圧迫されるような感覚)
対策は、壁の片方の角度を変えることで解決します。
そこで、スピーカーの後ろに斜めの壁を自作しました。

部屋の調整を進めていくと、今までの箱との違和感が出てきますので、必然的に新作の製作に取り掛かざるを得なくなります。
勿論、低音の調整に明け暮れます。

高域は、フラッターエコー対策で壁の面を左右合わせて6度以上にすることで、対応が出来ますので低音と比べると簡単です。
他に、Lvパネルの導入でミッドバス吸音、中高音の拡散で飛躍的に高域を改善してくれました。
部屋も箱並みに、音に大きく影響をしています。

部屋にスピーカーを合わせるか、スピーカーに部屋を合わせるか・・・・
後者が王道でしょうが、現実は難しいでしょうね。