箱の容積の違い

昨日の天候には参りました。
無理せずに諦めて正解だったと思います。
新作のBHBSの箱の容積は、通常の8cm級の倍の容積を有しています。
通常のBHのサイズからするとほぼ同じくらいかと思います。
大きくなっても手間暇はあまり変わらず、板の使用量が倍近くになった程度ですので、コスト的には倍になっていますね。
音の違いは、ダイナミックレンジ、低域が自然に伸びて余裕すら感じさせて大型スピーカーに共通する雰囲気をだしています。
バス、ミッドバスが充実するとオーバーダンピングのユニットのF特上の下のレベルが上がりますので必然的に、聴感上はミッドハイが緩和される作用が働きますので聴き易く潤いでたように感じさせてくれます。
記事上部の漫画図の右の箱は、既に試作して音を確認していますが、FE88solの能力を十分引き出してはいなかったと思います。
箱の容積不足が原因かどうか分かりませんが、低域の量感、質感は不満を覚えるレベルでした。
サイズを小さくすることに拘っていたために、若干、ハイアガリ気味になっていまいした。
個人的な感想は、ただ鳴っているだけで余裕や潤いが後退した感じの音作り成っていたようです。
自己に縛りを設けると、どこかに無理が出る良い例でした。
左側の箱は、逆に縛りを外して気の向くまま、考えるままに製作をしたつもりです。
低域は、8.5cm級とは思えないパフォーマンスを聴かせてくれます。
機会を見てH600mmのFE108solを使用したBHBSと聞き比べをする予定です。
これで、10cmが負けるようなことがあれば、箱はこのバージョンに変更?するかもしれません。
BHも同様なのですが、ある程度音道の長さが長い方が、低域の伸びは有利になります。
BHBSは、腰高の量感豊かな質の悪いウーファーをショートBHで作り出してダクトを使用して調整をしていますが、BHの段階でそれなりの低い音が出ていればダクトでの調整が簡単になり、ダクトの長さも短くて済みます。
ダクトが短くなれば共振独特の癖は緩和されます。
新作の音道、ダクト長は、リバーシーの次にS誌のコンテストでグランプリを頂いた木彫の音道とほぼ同じくらいに偶然なっていました。
また、堂々巡りをしていたようです。また、すぐに元に戻ったりして(汗)
絶えず進行形の自作スピーカーなので仕方ないと言えば仕方がないですね。(笑)
その時の気持ちの持ちよう、目的の違いで方向性の違う箱を作るに至る良い例だったと感じています。
新作の欠点は、大きくなったのでコスト増(倍)、重量増など財布との相談と持ち運びが大変になる事でしょうか?
新作は、門外不出なりますので持ち運びの心配はいりませんので、コスト高だけ玉の瑕といったところでしょうか。(汗)