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次はFE108sol

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個人的には、FE88solの新作は、気に入っています。
口径8.5cmの口径を忘れさせる低音再生、部屋の力も借りていると思いますが、箱の違いの効果か?
こうなると、10cm級も試したくなるのが人情です。
FE88solの新作箱は、変更続きでの完成でしたが、その図面をそのまま横幅を変えることで10cm級に変更が出来ます。
問題は、横幅どのくらいにしたら良いか?
FE88solの新作箱が、若干、低音過多気味なので2cmも大きくれば良いような気もしていますが、空気室は簡単にはいきませんので、多少、空気室の容積の検討が必要で、図面を変更しなければならいです。
残るは、ダクトのサイズになりますが、エッジを含む口径の9割程度で良いような気がしていますが・・・・・・
これは、自室での見解なので他のお部屋では、参考にならないかもしれませんね。

この手のBHBSはBHに限りなく近い特性になっていますので、ピンポイントでローを狙うのではなく全体の繋がりバランスを取る必要がありますので、しばらくは、カット&エラーが続くでしょうね。

自作スピーカーの拘りと軌跡

僕個人の自作スピーカーに投資した金額を累計すると、きっとハイエンドスピーカーが買えている金額になると思います。
なぜ?自作スピーカーに拘り続けているかと申しますと、物作りが楽しいからです。

スピーカーの参考書を片手に計算、ネットでの簡易ソフトでの計算、評論家の設計、ネット上の優れた作品の影響などにより、試しに製作を試みる。
その時に出た音が良ければ、喜びも大きく自作熱は過熱します。

僕の場合は、長岡先生の書が元になっています。
雑誌の写真を見る限り、べニア板を手引きのこぎりでカット、切り口は決してきれいとは言えず精度も出ていないよう見えました。
当時、中学生の自分は技術の時間に同じような工作をしていましたので、これなら、僕もできる。!
音が良いとか悪いとかの問題でなく、まずは作ってみる。
簡単なバスレフでダクトは板一枚をスリット上に入れてあるシンプルの物だったように記憶しています。
先生の工作記事も年を増すごとに高度になり、最終的にはスワンまで行き着ていました。

著名な先生の製作した記事を元に作ることは、一種の安心感があったように記憶しています。
その先生が、お亡くなりになり、お先真っ暗状態に陥りましたが、それが、きっかけで自分なりのオリジナルを作るようになりました。
自作スピーカーコンテストも多くなり、参加もして賞もいただいたりして、自作熱は過熱し続けました。
今日も、波はありますが過熱、拘り続けています。

矛盾する言い方をしますが、自作スピーカーで良い音を目指しますが、逆に実験して酷い結果を招いている場合もあります。
絶えず進行形の自作スピーカーの製作です。
趣味ですので、自分の作りたいものを自由に素材、手法を選びながら、時には教科書を片手に電卓を打ちながら計算などして、自分色の箱を作れれば幸せですね。

情報公開と言うと大袈裟ですが、試してみたいと思ったら試してください。
音の保証はしませんが、工作、モノづくりの面白さは体験できると思います。
この世に産声を上げた我が子は、皆、可愛いの心境です。

余談
高級な市販品は、位相、遅延、F特、強度と素晴らしい性能を持ち合わせています。
オーディオに使えるお金が沢山あるのなら、一度は所有してみたいとの気持ちあります。
ただ、メーカーによる音の違いが顕著にあるので、選ぶのに相当悩むと思います。