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BHBS固定式ダクト変更の苦肉の策

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固定式ダクトの調整は、大から小への変更は簡単に出来ますが、それは、低域が過多だった場合です。
今回は、量感は出ていましたが、ミッドバスの量感がもう少し欲しいため、苦肉の策で固定式ダクトの上に35φ穴を4個ほど開けました。
これだけで、低域の上の帯域の量感が増えます。

FE108solは、FE88solに比べるとタイトな音質です。
切れを重視するならこのままでも良いのですが、全体のバランスを考えるともう少し、声に肉が欲しい。
そこで、今回の試みになりました。
4つの穴は好みで、35φのコルク棒で塞いでいけば面積の調整が出来ます。
この方法は、ファラオでも使用していました。

空気室も旧型のように大きくする方が良さそうです。
FE108solは、FE88solとも音質確認用のシングルバスレフの箱に入れると双方とも、ハイ上がりで聞く堪えない煩い音ですが、FE88solよりFE108solの方がより煩かった。
これは、本来の音の違いですので、それなりに箱の設計は自分の好みに合うようにしなければなりません。
・・・・・それなら、こんな高級なユニットを使わなければ良いではないのかと言う意見もあるかと思いますが、強力な磁気回路から出る低音は、他の追従を許さないくらいの良質の低音が得られます。
バランスの良いFE88solですが、能率と低域の質の点ではFE108solには敵いません。

今回も、幸か不幸か?聞き比べが出来る環境がいけませんでした。
知らなければ、H600mmの箱で合格でしたし、新作の改造もしなくて良かった。
H600mmの箱は、声の肉付きや全体のバランスは良好ですが、H900mmに比べるとダイナミックレンジは少し落ちる。
聞き比べをしなければ分からないくらいの些細な違いですが、低域の最低域の再生はH900mmとは違いが出ています。

この辺の作業も、BHBSならでは音質調整の楽しい時間で、何事も、チャレンジあるのみで、これが経験に繋がります。

オーディオ堂々巡りですが、あまり意味のないと位置付けているF特も再開しようかと考えています。
音を見てしまうと其れに囚われてしまう傾向があるので、最近では避けていました。