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ハイエンドスピーカーユニットの導入

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フルレンジばかり弄っていたので、たまにはハイエンド自作スピーカーの方もブログネタにしました。
ハイエンドスピーカーユニットでお馴染みのスキャンスピークは赤枠の中です。
このシステムは、バイアンプ化していますので、好みで音を出すユニットを変えられます。
一番上のFostexの13cmフルレンジだけの試聴も可能ですが、リファレンスで聴く時は、赤枠のみのユニットの2wayで聴きます。
この場合は、非常にすっきりした音になりますが、面白味は薄い音ですので、好みと気分で全体的な太みが欲しい時には、上のフルレンジも鳴らして太みを出します。
このセットだけでも、自室の場合は十分なのですが、臨場感を重視すると人の気配も欲しくなります。
そうなると、超低音域が欲しくなり、サブウーファーの追加になります。
以前も書きましたが、このサブウーファーは、電気的に音を作っています。
方式は、密閉【内部逆ホーン】とノーチラス風の構造となっていますので、素のままだと低音は殆ど聴こえません。
そこで、デジタルチャンネルデバイダーで25Hzを24㏈ブーストして、カットの45Hzに向かい12㏈の減衰をさせています。
カットも-48㏈なので、45Hzから上は殆ど聞こえません。
サブウーファーだけ聴いているとモグモグ言っている程度の音しか確認が出来ませんが、この音があると無いとでは雲泥の差があります。
ただ、このサブウーファーも音圧の調整が肝でやり過ぎると心拍数が上がるので注意が必要です。
90dB位の音圧まで上げることがあるので、パワーアンプが通常の物では壊れる可能性があります。
過去にプリメインを飛ばしてしまい修理代をがっぽり取られました。(汗)
頑丈なファン無しのPAのアンプが安心ですね。

また、話が外れました。

ブログタイトルにもなっているハイエンド自作スピーカーですが、本来の目的は国産スピーカーユニットメーカーの大御所であるFostexさんのユニットを使用してハイエンドスピーカーの音を目指しました。
すると、市販品のオーディオマシーナでFW168HPを使用した製品が登場、結果は余計拍車がかかる状況になりました。
そして、FW168HRの登場と同時にT250Dも発売、鬼に金棒の状況に・・・・しばらくは、満足していました。

そこで、限定品の発売・・・・・写真右の2way・・・・・音は悪くないが、纏まり過ぎ、優等生、蒸留水的な鳴り方は、リファレンス向きで音の確認には向きますが、好みでは無く聴く時間は短くなった。【食べ物と同じで体に悪いが、少しこってり系が好き】
と言っても、フルレンジよりは性能面では抜群に良いと思います。
現在でも、音を出せる状態にはなっていますので、スキャンとメインを入れ替えて聴くことも出来ます。

一度は、ハイエンドスピーカーの近道のスキャンの高級ユニットも使用したくなり、赤枠のユニットを導入、その後同社の高級ツイーターの追加導入で今日に至っています。

個人の独断と偏見の感想として、性能重視のFostexさん、感性重視のスキャンと位置付けています。
どちらのメーカーのユニットも、ハイエンド自作スピーカーの製作には欠かせないです。

ただ、箱屋としてはハイエンド自作スピーカーはリファレンス向きで音の完成度が高いですが、ある意味で面白味に掛けます。
それは、すべてユニットの性能重視【金額重視?】になるからで、箱作りの面白味に欠けます。
メインの方式は、補助的でバスレフになっていますが、基本は密閉であり容積を大きめに作ってあればOKと、お粗末な箱の構造です。
密閉での使用時は、サブウーファーのクロスポイントを上げて対応をしますが、繋げるのが厄介です。
ですから、メインの箱作りはやりようが無くて、ネットワークの見直しと定期的な鳴らし込みで完成かと考えています。

ですから、今後も、ハイエンド自作スピーカーは箱の製作では無くて、気に入ったユニットの購入と必要に応じての箱作りになるかと思います。
気になっているミッドレンジがありますが、入手が困難な上に高額です。
中古のハイエンドスピーカーを求めた方が安上がりになるかもしれません。
ここのところ、足踏み状態の箱の製作ですが、考えが纏まれば精力的に行動を開始しようと考えています。
その前に、音への影響力の高い部屋の改善にも気持ちが向いていますので、そちらへの気持ちが落ち着くまで無理かもしれませんね。
ブログの題名も箱屋として楽しめる石田式BHBS製作奮闘記?と変えないといけない時期に来ているかもしれませんね。(笑)