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箱の小型化

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TangBand W4-1879の専用箱を一回り小さな箱に変更しました。
箱の容積の大きさは、ホーンロードのサイズに影響をしますので、容積の大きい方が低音の量感、質共に良い結果を出し易い。
ですから、あえて容積を小さく愚行をするのですが、部屋の環境で小さな物が良いとか、持ち運びなど考慮すると小型化の意味が出てきます。
軽量、小型で大型スピーカー並の量感豊かな低音やスケールが出せれば箱屋としての一つのゴールにもなります。

石田式BHBSは、今まで色々と変化、試行錯誤を繰り返しています。
最初は、BHの延長上、次はダブルバスレフの傾向、現在はBHの傾向が強くなっています。
空気室を設けて短いホーンロードでも、動作はBHそのものですが、フロントホーン同様で低域の量感を効果的に取り出せます。
問題は、低域の質です。
ここで、大事になっているのは、スロートのい面積と長さになります。
面積を大きくすると量感は楽に得られますが、ダクトで音を締める時に締め切れずに質の悪い低音になることがあります。

石田式BHBSは、小型化すればするほど、BHの系譜に属している事を感じさせられます。
今後の課題は、スロートを絞りロードをさせながら如何に量感を稼ぐかが課題にしています。
現在の絞り率は、公称ユニットの面積の9~7割に収るように調整していますが、いずれは8割以下に統一します。
どんな傾向なユニットでも、BH化にして悪いと言う法律はありませんので、Qの高いユニットは低音を出し易いので小型化のBHBSの製作には有利になりますね。

後は、BHBSの命のダクトの調整で、化けさせるだけですね。
最終目標は、10cm級でHを350mm程度までに小さく出来れば考えています。
20cm級の製作?も・・・・あるので、命ある限り楽しめそうです。