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部屋はデッド?ライブ?・・・・好みになるのかな?

お部屋の話です。

ルームオーディオでは、部屋で音の殆どが決まってしまうと言っても過言ではないと思います。
細かく書き始めると、夜になるくらいの量になるので止めて、おおざっぱに大きく分けてデッドとライブの部屋に分かれると思います。
昔の日本家屋などは、畳や障子、襖、薄い天井の板などでもろに吸音体の塊でしたので、当然!デッドになります。
逆に、コンクリート打ちぱなしのお部屋は、ライブになります。
中間にはなりませんが、微妙なのが最近の木造住宅の洋間になります。

どちらの部屋は良いのかなと決めかねることがあるのですが、僕は、20代までは旧木造の家に住んでいました。
この時の記憶では、ハイ落ち、ロー不足でトーンコントロールは必須でした。
ビクターのアンプだったのでイコライザーでドンシャリになるように設定して、丁度バランスが取れたように記憶しています。
そこで、良い感じで鳴ってくれたのが、FP203やFEでした。

次に、30代中盤からですが、木造洋間10畳になりました。
少ない知識で、それなりに部屋を作ったつもりでしたが・・・・・遮音と防音と処理を間違えて音がご近所に漏れ放題!!
デッドのようなライブのような不思議な部屋でした。
今思えば、デットの部分とライブの部分があったと理解できています。
このお部屋は、FEの再生は素晴らしかった。
適度に中高音を吸音しながら、低音の量感が定在波のお陰で多かったのが要因と思います。

40代は、遮音を重視して鉄筋コンクリート住宅、14畳の専用部屋を確保。
ライブと言うより、音が抜けずに低音が飽和した状態でウーファーは使用不能で、小口径FEしか聞けない状態でした。
そこで、ルームチューンの取材を実施。
専用パネルは、音の拡散と板振動によるミッドバスの吸音。
カルチャーショック的に、一時的に改善はされたが、スピーカーの口径を大きくしたら振り出しに戻った。
雑誌の記事でも、ルームチューン後は自力を勧められていたので、音の猛勉強を開始。

試行錯誤の末、部屋の欠点を見つけて対応、モワン、ボワンが皆無になった。
これは、同じ構造(内断熱)のお部屋では、出ていると思います。
それから、残響時間の延長をするようにルームチューンを勧めていきますが、残響を伸ばすと煩いと感じるようになり始めました。
特に、石を併用したときに顕著に現れました。
和室の部屋では、良い結果でしたが、基本的に部屋の特性が違ったので石の反射が悪い方になったためでした。

そこで、個人的に感じたことは、ライブ過ぎるのも煩くなるからだめだし、デッドすぎると音が死ぬのでだめなので、中間より少しライブのお部屋が良さそうに思います。
あくまでも、完全遮音されたお部屋の話で、音が外部に抜けるお部屋は別になると思います。
遮音性能良い部屋は、音が逃げないので吸音が大変ですが、超低音は逃げません。
音全体が室内に残っているので、調音次第では部屋の力がシステムのバックアップをしてくれます。

部屋造りでやっていけないのは、強度のある壁を平行面の四角い部屋一面に貼り付ける行為です。
フラッターで、カンカン、キンキン状態になる可能性があります。
対策は平行面を階段状に板を斜めに設置すれば改善されますので、吸音グッズに頼るとデッドになるので一時的な対策にしかなりません。
簡単な記述ですが、これは新築から5年以上試行錯誤した経験からです。

何事も、やり過ぎはだめという所でしょうか?


余談

天気予報で天気が良さそうなので、昨晩から3Fバルコニーで上塗り塗装を開始しました。
天気が良いと、早朝には乾いていますので、再度、上塗りをして放置をします。

IMG_1486.jpg

炎天下で夕方まで放置すれば、日焼けも進むし乾燥も進みます。
板が動かなければと、少し心配も残りますが・・・・・・・