fc2ブログ

彼岸の入りで西伊豆へ2週連続訪問

IMG_1676.jpg

写真は、何回か紹介をしている西伊豆の松崎町江奈にある喫茶店の西ん風さんです。
先週、Oさんお二人と立ち寄っていました。
その時に、オフ会で披露したTangBand W4-1879を使用した石田式BHBSをお店に試聴用で置いていました。
彼岸の時に取りに来る約束をしていましたので、墓参りの後に妻と立ち寄りました。

IMG_1677.jpg



IMG_1673.jpg

9月18日だというのに気温は30度越え、汗が引かないのでかき氷を注文した次第です。

IMG_1670.jpg

お店に入ると、長らくお店に鎮座しているようにW4-1879を使用した石田式BHBSがありました。
楽しんで聴いておられるようなので、代わりにTangbandのW4-2142を使用した石田式BHBSを置いてエージングをお願いしました。

IMG_1672.jpg













Parts-ExpressでW4-1879を追加購入

1.jpg
Parts-Expressさん画像をお借りしました。

現在、10cm級のユニットで一番のお気に入りは、TangBandの W4-1879になっています。

10cmとしたら高額の部類になるスピーカーユニットですが、金額に負けない音質を誇っています。
当初、並行輸入は恐い感じがして手を出す気がしませんでした。
自作スピーカー愛好家のKさんが、購入されてから気持ちが並行輸入に傾きました。
そこで、ブログ上でも紹介をしていますが、Aさんのアドバイスをいただき、DCアンプマニアさんの20cmを4本購入して何となく自信が付き、2回目に自分の分の20cmを購入(Aさんの力添え)をしています。
3回目の挑戦?は、スムーズに手続が完了しました。
何事も、覚えてしまえば簡単ですねと大口を叩いていますが、覚えるまでドキドキでした。(笑)

今回の購入は、デッドストックの意味合いが強い買い物でしたが、また、病気が湧いてきています。
W使いの箱の製作が、脳裏を過ぎっています。
高域のレベルは落ちると思いますが、ネットワークを介さない減衰は鮮度面では落ちませんので、落ちた分をツイーターで補えばバランスは取れます。
本来なら、口径の大きな13cm級を用いれば良いのでしょうが、格下の13cmで低域の確認はしています。
10cmの方が良いと結果が出ています。

IMG_1664.jpg

写真は、格下のTangband 10cmフルレンジ W4-2142ですが、この上の13cmで低域の確認をしていました。

20cmの箱は、やはり大き過ぎますので、もう少し時間を掛けて箱の製作に取り掛かるつもりでいます。
この連休にW使いの箱を・・・・・・この考えは・・・・・危ないですね。

自作スピーカーは破壊の繰り返し?

IMG_1663.jpg

昨日のパネル投稿で気がついた事がありました。
H1800mmのパネル2枚は、衝立のような使い方をしています。
襤褸隠しで無いですが、不要になったシステムを衝立の裏側に押し込んでいました。
トーテンポールの様なサブシステムですが、経験を想像力が上回った結果の産物でした。
それぞれ、特性の違うユニットをネットワークで纏めようなんて、無謀な事をしていました。
2wayのネットワークでも音合わせに苦労をしているのに、これだけのユニットの音色を合わせるのは至難の業です。
結局、道半ばで頓挫しています。
完全にやる気が失せていますので、解体を考えています。

このスペースの活用で、機器類をここに納めることが可能になります。
ユニットの箱は、処分していますのでユニットを納める棚の製作は必要にはなりますが、作っては壊しての連鎖から抜け出せないような気がしています。

いじれにしても、次の箱の製作を考えていますので、これ以外の箱の処分も早々にしないといけないですね。
作るエネルギーの半分程度のエネルギーで破壊は出来ますが、持った無いような気もしますね。
資源の無駄遣い・・・・・しかし、この趣味は面白いから止められない。

自己流の反射パネルの効力

IMG_165921.jpg

自己流反射パネルに、高域拡散用のW20mmの檜角棒を設置しています。

IMG_1659444.jpg

パネル内部の吸音層の様子。
ニードルフェルトと9mmラージ合板でミッドバスの吸音をしている。
ラージ合板だけだと、ブーミングの温床になるので、吸音材でラージ合板にプレッシャーを掛けて無用な振動の吸音をしている。
板振動での吸音は、スタジオなどで使用されている方法ですが、天井などに吊る場合は板をそのまま使用しているケースあります。
今回は、耳の位置に来るのと板振動だけでは、ブーミングの増長になる恐れもあるので上記の対策になっていますが、諸刃の剣とも言える吸音方法で注意が必要です。
このままだと、見た目が悪いのでサランネットを使用して襤褸隠しをすると良いですね。

IMG_16595558.jpg

パネルの構造です。
壁の高さ一杯までの長さのパネルを製作。
パネルの強度と運び込みの事を留意して2分割で対応しています。
このパネルの効果は、ミッドバスの吸音、中高域の拡散及び反射、重量による壁の強化になります。

鉄筋コンクリートと言えども、強度には盲点が有りました。
鉄筋コンクリートの壁とケイカル板との間に断熱層の発泡スチロールが、壁の強度の低下の温床になっていました。
表面はクロス仕上げですが、その下地がケイカル板5mm+5mmを千鳥に貼った10mm厚でした。
この千鳥で貼ったことが悪かった。
壁全体が、厚み10mmで2.7m×4mの壁の強度を担っていましたが、完全に強度不足でミッドバスの温床になっていた。
これが、原因で大口径のウーファーやBHを鳴らすとブーミーな音になっていたようです。
重量パネル貼ることで、重みで共振帯域が下がるのと壁その物の強度が確保出来たので、5年以上の苦しみから解放されました。
ここまでのお話は、ピークへの対応のみです。
ディップの対応は、定在波における位相反転が原因で、ピンポイントで重低音の音圧が限りなく0になる現象への対策になります。
この対策は、過去にも説明しましたが、通常の家では不可能に近いと思います。

余談
電気信号の強弱で、部屋の調整をする機器類がありますが、ピークには信号を弱めれば良いと思います。
しかし、ディップの位相反転が原因の場合は、信号を強めても音圧は上がらず、逆相独特の耳の圧迫感や違和感を発生します。
その辺の対応を、メーカー製の機械はどうされているのか?
興味は尽きないですね。
僕は、部屋の調音でイコライザーの使用はしません。
サブウーファー化するときに40Hz以下のみで使用した経緯もありましたが、現在は部屋の調音が済んでいるので使用していません。


ルームチューンが進めば音響パネルは不要?

IMG_1659.jpg

写真中央は、H1200のLvパネルです。
十数年も、ご厄介になっていますが、自己流ルームチューニングが進むにつれスピーカーの位置が前に前進して、その上、大型テレビの導入で横幅も制限された状態になっています。
写真のパネルは、左右に2枚ずつあるので、計4枚あります。
左側の写真でお分かりになると思いますが、H1800のLvパネルと重ね合った状態になっています。
4枚をそれなりの金額で購入しているので、勿体ないと思い使用していましたが、スピーカー箱の処分を考えると特に気にならなくなりました。

試しに、4枚のパネルを部屋の外に出して音の確認をしたところ、特に問題は無かった。
寧ろ、やり過ぎの感があっあたので良くなったような気がする。
自己流ルームチューニングで左右の壁に設置している反射パネルの裏側にある9mm厚のラージ合板で十分ミッドバスの吸音が出来ているようです。

IMG_1660.jpg

Lvパネルの裏には紅桜の集成材のパネルが設置してあります。
部屋の横幅が狭くなる方が、音響には影響が出そうですので、撤去を考えていますが、置く場所が・・・・・・

自宅の裏に6畳ほどの工房の計画があり、見積りも済んでいるので棚か机で活用しようか考えています。
ルームチューンが進めば、音響グッズは少なくなりますね。
 
注) 何もしていないお部屋では効果があると思います。

オフ会 その2

記事の更新の順番が、前の記事とずれました。
ブログのアクセスが、深夜にもかかわらず驚異的に増えていました。
お一人の方が、このブログを一気に拝見してくれたお陰で嬉しい限りです。

IMG_1611.jpg

初期のサーロジック社の村田式オーディオルームは、DCアンプマニアさんのお部屋です。
壁も24mmシナランバーコアの板を重ねながら組んでいますが、角度が3°あるかは不明。
壁の構造より、壁の前に鎮座しているラックの方が音響に影響しているように感じられるお部屋です。
木造軸組、音は外に漏れ出ますが近隣が離れているので、大丈夫だそうです。
38cm4発を爆音で鳴らしていました。

IMG_1609.jpg

DCアンプマニアさんは、大量のレコードを所有しています。
そこで、部屋のインテリアでレコードを飾り始めていますが、作業が途中のようです。
このレコードを見ていると、違うところのスイッチが年甲斐も無く入りそうです。(笑)

IMG_1613.jpg

オンケン VS TBで聞き比べをしています。
オンケンは、38cm4発、巨大ミッドホーン、巨体ホーンツイーター、ホーンツイーター2発の構成。
TBは、W8-18082発【石田式BHBS】での対決でした。
流石に高域の派手さと能率はオンケンに叶いません。
ですから、スピーカーを切り換えた時は、音圧が違うので違いが分かるのですが、音圧を揃えて聞き始めると、どちらが鳴っているのか分からなくなります。
確認で定期的にユニットの近くまで行って確認をする有様でした。
20cm2発で38cm4発と同じような量感が出ているので、共鳴の効果の凄さを証明していました。

写真上のリスナーの左右は、ダブルOさん、センターはGさんです。

IMG_1624.jpg

神奈川のSさんが、持参しました自作スピーカーです。
後方解放の抜けの良い鳴りっぷりは癖になりそうですね。
自作アンプの方の作るスピーカーに興味がありましたので、大変勉強になりました。

IMG_1631.jpg

自作派分類で、ダブルOさんと僕は、自作スピーカー派、DCアンプマニアさん、Gさん、Sさんは自作アンプ派になりますので、自作スピーカー派と自作アンプ派のコラボでした。
最後は、音楽鑑賞はどこへ行ってしまったのか?雑談に花を咲かせていました。
時間が経つのも早く、6時過ぎに大仁ホテルでチェックイン。
DCアンプマニアさんが、迎えに来て美味しい焼き肉屋に案内をされました。
いつもは、DCアンプマニアさん行きつけの寿司屋さんで宴会ですが、今回は焼き肉さんでの宴会。
店の前で三島のS先生と落ち合って宴会の開始です。
オーディオ談義に花が咲きっぱなしでした。

そして、ホテルで温泉につかり、明日に備えました。


箱の大量処分

IMG_1635369.jpg

早朝より、ダブルOさんと西伊豆の家に行って参りました。
西伊豆の家に持ち込んだ箱を千葉のOさんに全て持ち帰って頂きました。

IMG_1640.jpg

新車の軽トラックに目一杯積み込まれました。

IMG_1641.jpg

テクニカルマスター賞のファラオ、他の木彫シリーズも含まれています。

IMG_1643.jpg

綺麗に無くなりました。
箱以外にも、荷物がありますので涼しくなったら、少しずつ捨てるつもりでいます。

この家も、解体までのカウントダウンが聞えてきそうです。

ダブルOさん、西伊豆までお疲れ様でした。

ダブルOさんの早朝からの襲撃!!!

IMG_1606.jpg

AM8:00少し前に携帯から着信が聞えてきましたので、千葉のOさんからの連絡と思い朝の挨拶をすると、東駿河湾道路を走行中と言われた。!!??
早すぎない・・・・その後8:15分頃、我が家に到着。
午前中は、我が家でオーディオ三昧をしてから、昼食を取り午後の部に突入します。
夜は、焼き肉パーティーでその後は、ホテルで就寝予定です。

明日は、西伊豆の家にある箱を持ち帰って頂きます。
天気が良ければ幸いなのですが・・・・・


メインにオンケン OS-5000T Espritを追加

ishi5.jpg

写真は、部屋が出来た当初の様子です。
物が無いので広く見えましたが、昨日の記事通りで夢破れての心境で音の悪さに涙が出ました。

IMG_1603.jpg

話が逸れましたが、明日は千葉のOさんと東京のOさんの襲撃が午前中にあります。
コロナを連れてこなければと若干心配ですが、お二人とも還暦はとっくに過ぎていますので大丈夫でしょう。
昼からは、某所でオフ会ですが、メンバーさんが球アンプの皆様とのコラボです。
ご指名で、僕は10cm級のBHBSを持参して、説明?をしなければならないような話でしたが・・・・・・(大汗)

お二人のOさんの襲撃なので、少しはメインの音の改善をしなければと思い、千葉のHさんのご指摘のあったツイーターを補強する事にしました。
そこで、DCアンプマニアさんが持参してくれたオンケンのホーンツイーターをスパイス的に加えることにしました。

オンケンの OS-5000T Espritの諸元

サイズW【幅】 : 125mmH【高さ】 : 125mmD【奥行き】 : 120mm
重量6 KG
発売時期1977年
■インピーダンス:8Ω
■再生周波数帯域:8000~21000Hz
■推奨クロスオーバー周波数:7kHz以上
■出力音圧レベル:105dB/W/m
■磁束密度:20000gauss

オーディオ全盛期の時代に30万円越えの高級ツイーターです。
クロスポイントが7kHz以上なので、コンデンサー0.33μ1発で繋ぐ事にしました。
インピーダンスは8Ωとなっていますが、実際は10Ω位ありそうです。
破損が一番恐いので、スパイス的に使用するつもりですが、実際は能率が高いので下の帯域まで十分なレベルで再生されている。
アッテネーターでの調整が難しいが、試行錯誤すること数分で良いところが出ました。
Hさんの150万円のツイーターには及びませんが、明らかに高級な繊細且つ透明感のある高域に生まれ変わった?
明日の朝、聴いて再確認をして決めます。
suzukiさんの記事での効果が、少しは出ているのかも知れませんが、低域の締まりまで良くなっています。
お二人のOさんの襲撃で、音を確認して貰いましょう。

懐かし夢のオーディオルーム計画・・・結果はレ・ミゼラルブ

ishi1.jpg

20年程前に、近隣からの騒音苦情の嫌みを頂いてから遮音性能重視の部屋の構築が夢でした。
遮音重視の住宅の構造は、坪単価が割高になりますが、鉄筋コンクリート壁構造の住宅がベスト考えて18年前に建築会社に発注しました。
家の構造レベルでは、ハイエンド住宅なると思います。
階下の構造上、横幅図面の通りですが、今考えると逆梁構造で90cm横幅を広げることが出来たと大後悔しています。


ishi2.jpg

建築会社のパンフレットからの抜粋です。
コンクリート厚みは、壁180mm、天井、230mm、床230mmあり、その上に内断熱で60mm程の断熱材(発泡スチロール)を5mm+5mmのケイカル板若しくは床材で押さえています。
構造は、冷蔵庫状態で音も逃がしませんが、熱も逃がさない。

ishi4.jpg

重複しますが、壁構造の断面図です。


しかし、この夢のお陰で苦悩が始まりました。

1.音が抜けないので低域が膨らんでボワンボワンになった。
対策:箱を部屋に合わせて作り直しました。(この時期は、10cm以下小口径だった。)

2.クロスを貼る前の状態で音を確認すると、反響が凄くてラジカセの音がファンファンとサイレン状態。
対策:天井を高級吸音テックスで覆い、前面壁にタペストリーを設置

3.電源をCVSの5.5スケアーを使用したら、音が膨らみすぎた。
対策:エージングしかなかった。

4.防音ドアはヤマハアビテックス使用。
問題なし

結果は、音が死んだ。
吸音物は、むき出しで設置する事が原因で、高域が一気に吸音されて事が原因でした。
今でも、調音と評して吸音体のパネルやグッズを使用しているお部屋を見ますが、一時的な処置で決して良い音にはならない。
吸音体は、目に見えないところで耳の1次反射に影響の無いところ行なうべきだと思いました。

たまに、この手の調音で吸音グッズや反射物を見ることがありますが、過去の自分を見ているようで懐かしくなります。

そして苦悩すること5年
音の性質の猛勉強を下結果、試行錯誤で鉄筋コンクリート造の調音を克服。

調音の基本的なこと

①:定在波を減らして低音域の不快な圧迫感を解消する。

四角い部屋では、定在波の軽減は不可能に近い。
機密性の悪い部屋か、広い部屋なら気にしなくても良い。
壁全体を斜めにしなければならないので、基本的には無理がある。

②:フラッターエコーを減らして音の透明度を上げる。

左右の壁を3°斜めにすれば解消する。片側だけなら6°
専用のパネルの設定が必要になる。
カーテンで簡単に取れますが、これは音が死ぬ。
自室の天井の対策と同じになる。
③:壁・床・天井の振動を減らしてブーミングを解消する。

④:初期反射音を増やして楽器の佇まいを明確にする。

専用パネル(凹凸)、ただし、やり過ぎると癖が出るので注意が必要。
凹凸のピッチも考えないと、中高域で凹凸が出やすくなる。

⑤:残響音のエネルギーバランスを整えて音楽の躍動感をアップさせる。

基本的には、ライブにする事ですが、やり過ぎると煩くなる。
フラッターを退治すると短くなる。
風呂場の様にならないように注意が必要。

⑥.部屋の全ての面(天井、床、壁、窓、ドア)強度。

⑦⑧は、苦労しましたので、内緒。(笑)

強度不足は、ブーミングの温床となるため、ミッドバス帯域のレベルが上がり、音が篭る。
自室の場合は、断熱材の上にあるケイカル板10mmが大きな一つの面となり、大型ドローンコーン状態になっていた。
対策は、重量有る斜めパネルを貼り付けて、重みとパネルの強度で対応した。
パネルの内部には吸音体と板振動での吸音効果を持たせていたので、フラッターエコー、ブーミング、低音の吸音と一気に部屋の調音が進みました。

部屋は、業者に頼んでも完全な納得の行く部屋は、お金を幾ら積んでも出来ないと思います。
それは、業者と施主の音への拘りの違いがあるからで、業者で基本的な音の部屋は出来ますが、残りの部分は施主の妥協か?
施主の調音能力に関わってきます。
何事も、人任せでは前に進まなくて、業者は資材調達ぐらいに考えて自己の能力を磨くのが良い部屋の早道と考えています。
音の性質が分かると、部屋だけでは無くてスピーカーの箱作りにも役立ちます。
部屋の調音と箱作りは、同じ線上有るような気もします。

何だ~かんだ~と言っても、ルームオーディオでは、お部屋が一番重要なアイテムですね。