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手放そうかと思っていた矢先!!

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ずいぶんと音出していないMAOP11です。

一時は、線の細い中域、繊細な高域などで大のお気に入りのスピーカーでした。
本日、久々に火を入れて聴きました。
相変わらず、高品位の音をしていますが、W4-1879に耳が慣れているので前ほどの感動は無い。
一時は、限定品感覚で気になりませんでしたが、TBと比べると音へのコストパフォーマンスが高いですね。
もう少し安くても良さそうな気もします。

しかし、パワーを入れると音が豹変する。
凄味のある低音が、押し出してくる。
これは、口径の大きなユニットを使用した石田式BHBS特有の低音の出方をします。
手放そうかと考えていましたが、少し迷いが出ます。
ただ、箱を減らさないとW8-1808の箱が作れない!!


実は、飽きていた箱を引っ張り出したのには訳がありました。
9月号のMJ無線と実験を読んでいたら、P19からMAOPを使用したシングルバスレフの記事が目に入りました。
NC11-MAOPの説明が明記されていました。
シングルバスレフのチューニングを35Hzとしてバスレフと密閉の長所を併せ持つ製品との行りに目が釘付けになりました。
その上に、再生周波数帯域が25Hz~25kHzを240W×450H×295Dmmの箱で叩き出す。
MCAPなら分かりますが、箱屋としたらフルレンジ1発のシングルバスレフのスペックでここまで出るとは、驚嘆の一言で俄に信じがたい数値です。

石田式BHBSでも16cmでは、30Hzが限界です。
実際は、50Hz付近で止めて結果オーライで35Hzまで伸びていたのが実情です。
無理に共鳴で下を伸ばすと癖が出やすくなりますので、注意が必要になります。
このユニットを使用して、石田式BHBSで25Hzを出すことは可能ですが、上の帯域に大きな穴が空くのでバランスを取るのが、神業になります。
密閉を電気信号で強引に下を持ち上げれば可能ですが、入力が入らなくなりますのでフルレンジでは厳しくカーコンポのサブウーファー向きになりますね。

いずれにしても、手放すのは少し待って実験を回します。