fc2ブログ

A-48 試聴

どさくさに紛れて、A-48でFE168SS-HPをドライブしました。










FE168SS-HP E-800 vs CA-S3

FE168SS-HPのエージングも済まぬうちに、色々と遊んでいます。
全く違う特性のユニットの石田式BHBSの箱に、FE168SS-HPが馴染んできているようです。
耳が慣れたのか?
自然に音楽が耳に入ってくるようになりました。(汗)
新作の箱は、デザイン重視で横幅を少し広げる程度で良さそうです。
板をアカシアの集成材で組めば、低域の締まりは今以上に良くなることでしょう。

今回のお遊びのテーマは、無謀なE-800 vs CA-S3
低域は十分出ますので、中高域に着眼を置いて試聴をしています。

それでは、始めます。





次です。




FE168SS-HP   朝一の試聴 

IMG_2389.jpg

朝一の試聴での感想は、昨晩と同じです。
このサイズの箱で低域の再生は十分ですが、やはり、中域から上の帯域に琴線に触れる帯域が存在する。
FEである以上は、仕方が無いことだと思いますが、もう少し大人しくさせたい。
FE党が有るのか無いのかは知りませんが、好きな人にはたまらない魅力の帯域かもしれません。
しかし、僕は苦手なのでもう少し改善することを考えています。

今までのFEに比べると大分好みに近くはなっていますが、メインと比べると違いが出てしまう。
FE168SS-HPというか、FEはハイエンドとは別の世界観があると考えています。
車に例えるなら、ハイエンドは高級セダンであり、FEは国産スポーツカーと個人的に勝手に棲み分けをしています。
どちらも、捨てがたいですが、どちらかに偏ると用途が違うので替えたときの違和感は相当あると思います。

FE168SS-HPで気になっている帯域は、女性ヴォーカルの金切り声の寸前付近が硬く聞こえる部分で贅沢な指摘です。
通常では、全く気になりませんので困ったものです。
逆に、ドンパチ系はメインより楽しく音楽を聴かせてくれます。
メインは、ヴォーカル、主体で音の調整をしているので差が出て当然ですね。
フルレンジ1本で、このレベルまで纏め上げたことにフォステクスさんの技術力に敬意すら感じています。
FE208solと同じようにダブルマグネットを使用して超強力磁気回路にしているのに、音は全く違う。
FE208solは、先祖帰りの音で208SSを思い出された。
この辺から、フォステクスのフルレンジ離れが生じていましたが、今回のFE168SS-HPでやる気が出ています。

マークオーディオのMAOP11の専用箱で、9割方満足のいく低音が出ています。
この箱を叩き台にて、新作を構想するのが手っ取り早いと感じています。
この箱の製作は、2020年1月に行ってブログに掲載していました。
ブログの記録の保存は、ありがたいです。

CIMG7825.jpg

シンプル・イズ・・ベストの音道、Wバスレフに板を1枚追加したような簡単な構造で、簡単に低音が増強できます。
ただ、BHの概念に囚われると失敗をしますので、注意が必要です。
ホーン広がり率の1.1など、くそ食らえ的精神で独自路線をとの強い思いで効率よく低音を持ち上げていますが、ダクトで閉めないと緩くボン付いた音になります。
最近のダクトは、市販品で望む径に近い物を愛用しています。

IMG_2394.jpg

このダクトは、今回のFE168SS-HP用にゲットしていました。
最悪、このダクトのW使いを考えていましたが、シングルで十分なので不要となりました。

CIMG7823.jpg

この箱の内部の音道は、すべてコニカルとしていますので、主たる平行面は側板のみとなっています。
すべての平行面を削除するには、ロート状のパイロンみたいな構造の物を内部に仕込めば済みますが、設計の自由度が失われるのと多少平行面を残した方が、経験からは良さそうに感じています。
問題は、コニカルの角度と切断です。
10cm以内なら誤魔化し済ませますが、これだけ低域のエネルギーが多いとしっかり作らないと低音の質に不安が残ります。
声に肉をつけると福与かな角の取れた聴きやすい音になりますが、ユニットの棲み分け考慮すると悩ましい。

試しにT925Aをコラボさせて確認をしました。
逆相での接続で、気になる帯域が相殺され聞きやすくなれば幸いですが・・・・・

プラスツイーターでの確認