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ルームチューンが進めば無用の反射パネル?

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写真は、ルームチューン用の反射兼ミッドバス吸音効果のあるパネルの初期の物です。
かれこれ、17年以上お世話になっています。
このパネルは、部屋の新築時の状態の時に活躍をしました。
部屋のルームチューンが進めば自ずと不要になるものです。
自室は、このパネルを導入しても5年以上、低域の吸音対策と原因不明のミッドバスの盛り上がりに苦慮していました。
偶然の産物で、ある事をしたら問題が解決。
そこから、原因追及を始めて何が悪かったのか?
部屋の強度の盲点が原因では無いかと追求をして原因をつかんでいます。

それから、一石三鳥の劇的な効果が部屋にもたらされました。
超機密の部屋は、音の効率が良いですが、ある意味では音が逃げない・・・逃がさないので、大音量時には音の飽和が発生します。
これでは、なんのためにオーディオをやっているのか分かりません。
ラジカセで十分のレベルになります。
ルームチューンが進む前には、小口径(8cm級)は実良い感じで鳴ってくれました。
理由は、音が逃げないので低音、中低音が豊富に再生されていたからです。
ダメだったのが、下膨れのスワン。
木造住宅には、素晴らしいパフォーマンスで聴かせてくれるのですが、鉄筋コンクリート住宅では聴くに堪えないゴミ状態でした。

遮音=音が逃げない。
遮音性能を上げると必ずぶつかる現象です。
また、話が逸れ始めました。

床の張り替え準備で連日連夜、部屋の片付けをしていますが、どうにもこうに移動に苦慮していたのが、反射パネルです。
良く乾燥をしていますが、L=1800mmのパネルが2枚になると移動が困難になります。
このパネルの効果は、部屋にルームチューンを全くしていないか、音を悪くしている原因(壁の強度不足)がある場合は、効果が発揮できます。
ルームチューンの進んだ部屋から、試しに部屋の外に出して音の確認をしたことがありますが、音の差は殆ど有りませんでした。

そこで、切断してゴミにしてしまうかとも考えましたが、一計を案じて壁の補強材で使用することにしました。
2枚を蝶番で連結していましたので、蝶番を取り外してパネルを単体にて壁に貼り付けました。
回り縁より少し高い位置に取り付けたので、大工さんの作業の邪魔にはならないと思います。

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無用と思ったらどんどん捨てるのが終活の準備になります。
反射パネルも壁の一部になり、余命を伸ばせました。