斜材部分と箱の中心部分の接着

漫画図は、最近の小型石田式BHBSの基本断面図になります。
赤丸の部分が斜材の接着部分になります。
通常は、板自体を斜めカットしています。
この部分をシビアに考える方もいらっしゃいますが、多少の隙間や強度不足による低音への影響は少ないように感じています。
問題は、板の斜めの角度と天板への補強になります。
側板の泣きより天板の泣きの方が解像度を落とす傾向がありますので、天板の補強は欠かせません。
天板に接している板の角度と隣の板の角度ちがいます。
経験的に、スロートも直管よりテーパーの方が効率よく低音再生が可能と考えています。
故に、角度を変えています。
天板側が11度、右側の板が13度(14度)としています。
斜材部分の接着は、座繰りの方が良さそうですが、座繰りが難しいので、斜めにカットした部材でサンドイッチした方が簡単だし強度は出そうですね。
後は、側板と仕切り板との接着の具合で、側板の泣きが心配になります。
旗がねで圧着できるのは、箱の端の面のみで中心部への圧着は困難です。
そこで、中心部を圧着するのに下記の図の方法で圧着を可能としています。
分り難い絵ですが、箱の上下にバーになる板の中心に板を入れて両端を旗がねで締めて行くと箱の中心部分の圧着も可能となります。

大したことはしていない自作スピーカーですが、ちょっとしたことで音が良くなるので癖になります。
本日は、群馬県の桐生市に滞在、ホテルの狭い部屋で暇を持て余しています。(汗)
追記
青丸の部分には、気休めで音が良くなるように感じていまいます。
補強にもなりますが、音道は大なり小なり障害物があった方が、音の癖が緩和されるように感じていますが、殆どプラシーボかもしれませんね。