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オーディオルームの定員

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【椅子も含め黒丸は、人になります。】


オーディオルームの定員は0人が一番良いと思いますが、それでは聴く人がいないのでお話になりませんね。
通常は、オーナー様一人で聴いていますので、オーナー様お一人の好みの音に調整されていると思います。
細かいことを言うと、フラッタエコーなどの簡単な対策が不可能なのが定在波になります。
それ故に、必然的にリスナーポジションの固定化につながります。

定在波は、低域の山や谷を作るので活用の仕方では良い方向に利用が出来ます。
その結果、知らず知らずにリスナーポジションの位置が決まります。
極論でリスナーポジション以外は、そのお部屋の真の音では無いとなってしまいます。

先週の日曜日に、3名の方の訪問をされました。
通常は多くても2名様ほどなので、特に部屋への人数制限は気にしないでいました。
会話中心のお遊びでの訪問なら制限は設けなくても良いと思いますが、音の聞き比べなどを主とするオフ会では、人数制限も必要かと思います。
聴く場所によって定在波の節の場所で聴いている方は、もろに定在波の凹凸を感じてしまうのではないだろうか?
面白い話の例で、ある方が500Hzがへこんでいるとの指摘を受け、低域のクロスは何Hzですかとの質問を受けました。
メインの方式は、ウーファーの上の3つのユニットを2wayとして18cmの最低域の足りない部分をウーファーで補っています。
ですから、低域のクロスは50Hz付近にしていますので、クロスで500Hzが凹むことは考えにくい。
試しにウーファーを切り、上の小型2way化した音を確認していただくが、反応は無かった。

考えられるのは、リスナーポジションで無いところでの試聴であったので音の節を聴いていた可能性があります。
他には、ご自身のシステムで500Hzが盛り上がっている可能性も考えられます。
ここで、重要なことは部屋のオーナーのオーディオ経験(実験)が豊富なら、人の意見に左右されませんが、経験の浅い人だと気になり、バランスを崩す恐れがあるので怖いと言えば怖いですね。

上部の漫画図は、自室の様子ですが、縦方向に対して横幅が狭いのが難点で、音の広がりの面では損をしています。
部屋の横幅が狭いとリスナーポジションは狭くなります。
図から見ても、実際に人が入っても訪問の方は1名様限界となります。
他の1名は、オーナーなのでどこにいても音の評価とは関係ないですから・・・・

定在波以外にも、人が大きな吸音体にもなりますので、狭い部屋での大勢の方の訪問はハイ落ちになる可能性もあります。
訪問内容にもよりますが、本気モードでは多くて2名様限界と行ったところでしょうか?

オーディオも気の持ちようでどうにでも評価が変わるので、難しくて奥の深い趣味ですね。