fc2ブログ

サーフェースマウントと埋め込みとの音の違い (ツイーター編)

昨日、FBの8cmクラブにヒデコンさんが、我が家の訪問記を紹介してくれました。
その記事に、いくつかのコメントが寄せられていました。

その中の一つに、メインのユニットのバッフルへのマウントの件でアドバイスを頂きました。
雑誌などで良く取り上げられているサーフェースに対しての埋め込み優位性の件でのアドバイスでした。
ユニットとバッフル面を平滑化して無駄な反射を押さえることにより、F特の乱れを防げます。
自作スピーカーの製作を本格的に再開したときに、教科書通りにバッフルにユニットを埋め込んだりしていました。
工作的には、円形のガイドを製作してトリマーで削るだけので簡単ですが、削りかすの掃除と製作工程が一つ増えるのが難点でした。
それよりも、僕の糞耳?駄耳?では、その違いが余り分かりませんでしたので、知らず知らずに安易の道に向いていたようです。【汗】
どうも、比較的に口径の大きなフルレンジでは余り問題にならないが、ツイーターでは特性が大きく乱れる。

埋め込みのための工作は簡単なので、考えるより実践あるのみ。
帰宅後、裏の作業小屋に行きザクリ用のガイドの製作に入りました。
すると・・・・・ザクル前にガイドを貼り付けて音の違いを確認してからでも遅くないとの考えに至る。
事実、近距離での測定では違いが顕著に出ると思いますが、機械が聴くわけではないので、自分が聴いていて差が分からないか微々たる物なら、そのままでも良いかなとの邪な考えが脳裏を過ぎりました。(笑)

IMG_1298.jpg

ガイドを付けてみると・・・・あれ?・・・このままツイーターの周りに貼り付ければ埋め込んだ状態と同じと閃くが、板厚が6mmでツイーターのフランジの厚みが7mmと1mm足りない。
そこで、両面テープで下駄を履かせてフラットにしました。

IMG_1306.jpg

写真でもフラットになっている様子が分かります。
レコーダーのマイクの位置も出来るだけ近づけました。
測定しようと専用マイクを探すが行方不明に・・・・・そのうちに出てくるでしょう。
それよりか、測定のセミプロの鉄人Wさんにお願いして確認した方が正確な測定が出来ます。
まずは、空気録音でツイーターのみの音の確認が面白そうです。

IMG_1301.jpg

フルレンジ(スワン)の点音源の癖が抜けずに、極力バッフルの面積は小さくしています。
サーフェースマウントの周りのバッフルを円形状に面取りをしたら?
どうなの?と素朴な疑問が残ります。
B&Wのツイーターはバッフルがありませんので、一気に出べそ状態にして確認するのも面白そうです。

さて、試しに空気録音を実施しました。
著作権に引っかからない雨の鼓動を右側ツイーターのみから音を出して空気録音を実施、途中でガイドを無理矢理剥がして聞き比べをしています。
ハイパスのクロスは2340Hz 12dB/octですが、結構下まで聞こえています。
これでは、中高音は殆どツイーターの音を聴いているようなものですね。



☆聞き比べ方法:2秒付近からと1分35秒付近のイントロで聞き比べると分かり易い。

ニアリスニングでの試聴では、僅かですが高域のシャリシャリ感のエッジが滑らかになったように感じました。
しかし、1mも離れると僕の糞耳では、全く違いが分かりません。
空気録音を目を瞑って確認しましたが、ニアで聴いた時のような印象ですが・・・プラシーボ臭いような?。

この実験をオフ会などでブラインドで確認したら面白そうですね。

最近、やる気がと言うかマンネリ化していたので、今回のアドバイスはカンフル剤になりました。
実験の面白味、課題が出来て、おまけにブログネタにもなり、感謝♪~感謝♪~ですね。