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無謀な空気録音 【アデル・ライブとMartin GrubingerのDrums ‘N’ Chantから】

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先週の土曜日にオフ会時にmyuさんが持参したソフトの一部ですが、このソフトはドンパチ系の代表的なソフトでMartin Grubingerの曲によっては、アンプのプロテクターが掛かります。
実は、このソフトは僕も所有しています。

このソフトは、爆音状態で真価を発揮するソフトです。
アデルはライブですが、ライブ会場の最前列で聴いているような迫力と臨場感など素晴らしく鳥肌物です。
Martin Grubinger(写真右)の打楽器の立ち上がりと音離れが良く、知らず知らずに音圧を上げてプロテクターが・・・・・
良い気持ちの時にかかるのでがっかりしますが、最近ではその辺のボリューム位置を心得ていますので、気分良く聴いています。

そんなダイナミックレンジの広いソフトを無謀にも空気録音を試みました。
それなりの録音機器類を用意するのが良いのでしょうが、手元にあるレコーダーの録音レベルを下げて爆音7割ぐらいの音量で録音しました。








やはり無謀でした。
システムの音とは全然違います。(涙)





メインの音質改善  ミッドバスのバイアンプ化

昨日は、伊東市からのお客様のmyuさんが訪問されました。
このことは、昨日のブログで紹介済みですが、訪問されて音質改善のヒントを頂いていました。

myuさんのシステムの駆動系は、オールアキュフェーズのA級アンプです。
7台のパワーアンプをブリッジ接続など駆使して同社のチャンネルデバイダーを使用した本格的なマルチシステムです。
僕もアキュフェーズのA級アンプ党ですので、求めている音の傾向は同じ線上にいるかと思います。
スピーカーもメーカーこそ違いますが、自作派ですのでその辺の愉しみ方も熟知されています。

訪問時に、メインのみの試聴でしたが途中からmyuさんの本来の訪問目的の2wayのみでの試聴を開始。
その後、プラス・ミットバスIlluminator 18WU/4747T00 と2wayの再生を増やして行き音の変化の確認をしていました。
myuさんの感想は、ソフトに伝えてくれましたが、隠し味(縁の下の力持ち)のはずの上部のミッドバスが主張している旨を伝えられる。
これは、これで音としては好みの範疇に入るレベルですが、僕も少し気になっていただけに考えさせられました。
Ellipticor 18WE/4542T00 18cm(主メイン)の能率が92.5dB、上部のミッドバスが88.1dBと4.4dBの音圧さ(倍以上)があるので、スパイス的に補助してくれていると考えていました。
myuさんの帰宅後、1m付近で上部の音を確認すると・・・・確かに上部のIlluminator 18WU/4747T00の音が主張している。
上部のIlluminator は、Ellipticor の格下になるユニットですので格下の音が出しゃばっては、高額ユニットの価値が半減されてしまいます。

それと、アンプ側から見ると片チャンネルでツイーターを含め4Ωのユニットが3本を駆動、それぞれフィルターを介在していますので単純な抵抗値となりませんが、アンプへの負担の改善も考慮、音圧調整も可能なバイアンプ化にすることにしました。


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今まで、E-800で3ユニットをドライブしていた。


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E-800で2ユニット、A-48で1ユニットのドライブに変えました。
ウーファー用に買い求めたA-48でしが、現状はフルレンジ専用のアンプとしていましたので存在価値が上がりました。


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ネットワーク専用箱に、A-48用のスピーカー端子を設けるために蓋を加工しているところです。


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間違える事は無いと思いますが、念のためにスピーカー端子のプレートの色を使い分けて白としました。

結果は、A-48のゲインを下げてIlluminator 18WU/4747T00の影響を軽減しましたが、全く無でなく程よい加減でEllipticor 18WE/4542T00と コラボしています。
細くなりがちの2wayのみ音に、スパイス的に程よく肉と色気が付き、昨日は肉が少し着き過ぎていたような感がありましたが見事に改善されました。
副産物なのか分かりませんが、音の力強さが増して歪みもないので、今までに無い爆音で聴いても煩くならない。
マルチの良さを堪能しています。
myuさんに感謝♪~感謝♪~です。

それにしても、myuさんの感想の的を得ていて気がつかされました。
・・・・「今回の新メインのスピーカーの音は音力が半端ではないです。音に質量があります。色彩豊かで筆のタッチが豪快な油絵の世界です。ソニーロリンズの サキソフォン・コロッサスを聴くと、東北の有名なあるジャズ喫茶の音はもしかしたらこんな感じなのでは・・・・」 ブログの一節を引用させていただきました。

☆我が家の訪問記が紹介されていますが、今夜にも続編がアップされそうです。

https://myuaudio.hatenablog.com/





myuさんの来訪

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myuさんからの訪問の話は昨年より有りましたが、僕の仕事が忙しそうなので訪問を遠慮されていました。
先週に訪問の連絡を頂き、本日の訪問となりました。
14時過ぎに、駿豆線の伊豆仁田駅にお迎えに上がり、約2時間30分ほどの滞在。

myuさんは、Scan-Speak Ellipticor 18WE/4542T00 18cmミッドウーファーに興味があり、一度音の確認をしたかたったようです。
なんたってペアーで30万円超えのユニットですので、興味本位でポチれる代物ではありません。
サブメインのミッドバスでの使用を考えていられるようで、音の確認が必須だったようです。

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我が家のメインの心臓部の2wayになります。
上のミッドバス及び下のサブウーファーは2wayのあくまで補助的な使い方ですので、2wayのみでの試聴も可能なので、2wayをmyuさん持参のソフトで試聴を実施。
結果は、myuさんも納得のレベルでした。

ミッドバスの購入を決心したようです。
感想として金額に見合う音質を確保しているようです。

ついでにD3404/552000 34mm ドームツィーターの購入も決めたと言っていましたので、相当2wayに好感が持てたのだと思います。
Scan-Speakの回し者ではございませんが、売り上げ貢献をしたようです。
2wayペアーで50万円超えですが、良い製品は高くても売れる証明ですね。
円高を見込んでのことでしょうか?購入を秋頃を予定とか。

購入されたら、myuさん宅に襲撃をする約束をして、東海道線の函南駅まで送りお別れをした次第です。

myuさんのブログ
こちらで訪問時の感想がアップされています。

https://myuaudio.hatenablog.com/






F特から感じたこと・・・(FE208SS-HP)

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F特図の使い回しですが、この数値が正しいと仮定して帯域別のグラフを見ていると色々な妄想が脳裏を過ぎります。
グラフの形態から・・・箱の形状はいつもの密閉の大型箱?だと推測します。
まず、感じたことは200Hz付近から下を持ち上げないと1kHzの山が目立ってしまう。
但し、100Hzから200Hzの間に共鳴の副作用の谷が現れる。
BHでもBHBSも谷の大きさは異なりますが、確実に出る。
しかし、この辺は耳の錯覚でソフトにより気がつかない?
2kHz~4kHzが落ちているので、嫌なミッドハイは緩和されているのかもしれません。
5kHz~6kHzの山はサ行の始まりあたりになりますが、8kHz付近が盛り上がる方が聴きやすい。

どんな箱が出てくるのか?
現状の受注製品の箱か?
箱次第で化けそうな気もしますが、ドンシャリ傾向の箱が向きそうな気がしています。
あくまでも偏見の入り混じる個人的な推測の域を出ませんね。(汗)

このような、新商品の発表はあれこれ妄想するし自作熱のボルテージが上がりますので、Fostexさんに感謝します。

最近の好みが、F200Aの音質に近くなっているので、個人的にはF200Aの後続機種の発売が望ましく思っていますが、高額なるので数が売れないので、即却下でしょうね。
当時の雑誌の記事ほど低音の出なかったUPシリーズをBHBSで鳴らしてみたい欲求はありますが、40年も前のデッドストックなど有るわけもないし、夢のまた夢ですね。

と何時もの独り言でした。

午後から、お客様が訪問されますのでメインの調整をしようか迷っています。


FE108SS-HP 小箱に移植

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写真左は、FE108solを使用した石田式BHBSでサイズH450mm×W228mm(音道幅196)×D353mm(音道305)内容積24.8ℓ
写真右は、FE108SS-HPを使用した石田式BHBSでサイズH400mm×W190mm(音道幅160)×310mm(音道250)内容積17.6ℓ
箱の内容積を30%小さくした箱での低音再生能力の確認を実施。

質及び量感は申し分無いが、ミッドハイのキャラクターが目立つ結果になったのが残念でした。
実は、この箱はMarkAudioの音工房のオリジナルユニットが収まっていました。
実に良いバランスで鳴っていたので、高域の癖は強いが108も上手く鳴ってくれるのでは無いかと淡い望みを掛けたのですが・・・
コイルを入れて良い感じになりますので、NGですね。
ミッドバスを膨らませて、高域の癖を誤魔化していたのですが、このサイズではやはり厳しかった。
隣の箱だと少しブーミーになるので、右の箱の横幅と奥行きを少し大きくすれば良い感じになるかも知れませんね。
現状で30%の内容積の差ですの真ん中を取って15%ほど容積を大きくすれば良いかもしれません。



SOLもFEなのでそれなりにミッドハイは気になりますが、我慢できるミッドハイなのに・・・・
20cmでは改善されているのだろうか?

3月末の販売なので4月中旬位には、露払いをした記事が出れば幸いです。

FE208SS-HP発売

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10cm級フルレンジFE108SS-HPに続き20cm級フルレンジのFE208SS-HPが発売されます。
詳しくは、コイズミ無線さんのHPで確認して下さい。
16cm、10cm、20cm残るは13cm、8.5cmになりますが、売れ行き次第でしょうね。
過去の限定品は、即、完売御礼だった様な気がしますが、現在、FE108SS-HPは限定品では珍しく10%引きで売り出しています。
定価で買った僕は、単なる馬鹿?
20cmは、確実にシーズンオフで購入をした方が良さそうな気すらします。

しかし、絶妙なタイミングでの販売予告でした。
丁度、W8-1808の箱が完成して間もない・・・・・聞き比べをしたくなるのですが、老後を考えると手が出ない。

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分かる範疇で諸元を比べてみました。

ふ~む・・・・・聴いてみなければ分かりません。
理由は、FE108SS-HPの素性のためです。(汗)

☆W8-1808の値段をW8-1707と同じ値段を入れていますが、パーツエキスプレスでは値段が同じだったため同じにしました。


余談

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BHで赤線まで持ち上げれるが・・・・100Hz~200Hzの間に谷が現れる。
BH部分までで、ハイカットして上を168+108+ツイーターで構成すると谷は無くなりますが、もはやフルレンジでは無くなりますね。


500wのピンチヒッター Dayton Audio SPA250DSP で十分?

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500Wも250Wもデザイン、使い勝手は同じでパワーが違うだけです。

メインのサブウーファー(26cm×2)の駆動をDアンプ500Wのプレートアンプを試しに使用していて良好な状態が続いていたのですが、突然!片方のアンプが破損したことは、前の記事で明記していました。
パーツエクスプレスとの問い合わせで、交換をしてくれることになったのですが、アメリカに送る段になって、ヤマトでは修理品の輸送は出来なと断られていました。
残るは、郵便局との交渉と腹を決めていたところに、故障したDayton Audio SPA500DSP 500W の代用で注文していた250WのSPA250DSPが手元に突然届いていた。
500Wの納期がいつになるか分からない状態だったので、ダメ元での注文でした。

ダメ元の250Wでドライブすると、全く遜色なく2つのウーファーを鳴らしきりました。
設定も500Wと殆ど同じでしたので、250Wで十分ですね。
金額もペアーで470ドルなのでお手頃です。
問題は、壊れると手続きが大変なのと金額的に往復の送料に少し足せば新品が買えてしまう金額ですが、使い捨てと考えて使用すれば良さそうです。
しかし、5年保証が付いているだけに送料の問題で勿体ない話ですね。

早々に、郵便局に行ってアメリカに送る交渉しなければなりません。
交換が出来れば250Wの方をスペアーにすれば良さそうです。

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左が250W、右が500Wになります。
素人目には、コンデンサーなどの部品が違う程度で同じに見えますが、これでパワーが250W、500Wのパワー出るとは凄いですね。
DSPを内蔵しているので、音作りはやりたい放題です。
特に低音は、ウーファーの特性だけでは押さえ切れず調教が難しいですが、DSPで少しいじるだけで簡単に望みの低音が出ます。
食わず嫌いDアンプでしたが、低音に限り使用するのはお勧めです。



W8-1808 (20cm級石田式BHBS専用箱) 分割面の修繕

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先週の土日に製作したW8-1808の専用箱ですが、1週間経過したら分割面の平滑面に多少のガタが感じられた。
サンダーと定規で徹底的に平滑面を出したのに、湿気で板の面に狂いが出たようです。
こうなると、再度、研磨してもイタチごっこになります。
そこで、分割面にパッキンを入れることにしました。

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スピーカーユニットの着いた上部の箱を外すと下部の箱のホーン部が見えてきます。
上部の箱と下部の箱には、パッキンなど入れていませんでしたので、機密性もさることながら面が平滑過ぎてズレやすかったので
パッキンを入れるとその辺も改善されるでしょう。

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1mm厚の発泡ウレタンのシール付のシートをパッキンの代りとしました。
1本に対して1m×2巻きを使用。

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上部の箱を載せた時に、少し発泡ウレタンが見えていたので回転式のカッターで少し切断して後退させました。

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見た目も、余り目立たないので良しとしました。
上下のずれやガタは無くなりました。
DCアンプマニアさんの箱もこの方法をした方が良さそうですね。






2023年度 Stereo誌自作スピーカーコンテスト開催

Stereo誌でコンテストの内容が3月号で明記されていました。
締め切り日が5月31日 電子メールでの受付
箱のサイズの記載はありませんでしたが、文面から昨年と同じと考えていれば良いのかなと勝手に決め込んでいます。
書類審査が主になるので、文章能力の劣る僕では・・・いつになく入選のハードルがグ~ンと高くなる。
写真の撮り方、デザイン的な見栄えもポイントが大きそうな予感がします。

メーカー系でのコンテストの開催も皆無な状態で、Stereo誌主催のコンテストはクラフトを趣味にしている者には、大変ありがたい催しです。
今まで、コンテストに応募の有無は別にして、一度はレギュレーションに沿って専用箱を作っていました。
出来が良かったりすると応募をしていました。
箱を作るまでの過程が非常に楽しく、色々なアイディアが出ては消えの繰り返しに至上の喜びを感じている。
2022年度のコンテストは、応募予定の箱の失敗したため、急遽、試作箱を改造して応募して、辛うじて、YouTubeで再生をさせていただきました。
失敗も良い意味で励みにもなります。

今回も、性懲りもなく応募しようかと考えています。
既に、取材で片チャンネルに2本使用したリバーシは、取材時に試聴していただいているので、この路線が良さそうに考えています。
リバーシは、方舟でコンテストを開催している当時の初のグランプリになった方式でした。
この当時は、四角い箱が主流でしたが、ダクト兼スピーカーベース(脚)は、オールラウンド加工として、ダクトの開口部は左右の2分割にしていました。
単純に、ダクトからの空気の流れを良くするためでしたが、これが良かった。
前面バッフルに多孔体を模して音の拡散を狙ったりと音を良くするためのアイディアを絞り出していました。

デザインは、音を良くするために決めるのが、箱作りの王道と考えています。
デザイン重視になるとどうしても・・・オブジェ風のデザインが連想されてしまう。
今年は、4月20日にリタイヤ予定なので、締め切り日までの40日は、毎日サンデー状態になりますので、じっくり、箱作りに没頭できそうです。
ファラオほどの大型な箱は処分に困るので、大きくても紙面上のリバーシのサイズに収めたい。
デザインは、音を良くするためのデザインにして、何時もの木彫シリーズとする予定です。
問題は、音を良くするためのデザイン、見えないところのデザイン・・・・簡単にはアイディアが浮かびませんが、この苦しみみたいな心境が、楽しくて仕方が無いですね。

今も脳裏にデザイン、アイディアが浮かんでは消えを繰り返しています。
5月一杯まで楽しみが出来ました。

Stereo3月号・・・・見ました。

帰宅早々にStereo誌3月を拝読させていただきました。
やはり、プロの方の文章は絶妙に上手い。
いい加減な僕の説明で有ったに関わらず詳細にまとめ上げていました。
感謝!?感謝です。




詳細は、3月で・・・・(汗)


文中に出ていたびっくり箱は、OM-MF4micaを前後に2本使用したリバーシです。
取材の時に聴いたアート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクションの空気録音をしました。




こちらは、おまけです。
W8-1808



コンテストの事が書かれていました。
これも、3月号でご確認をお願いします。

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この特集は勉強になります。
テストをやってみたら、忘れていること、単純ミスが多く
オーディオ学があるなら、落第しそうです。(笑)