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FR03E 試作箱 1回目完成披露






昨日のオフ会で、チョコさんより僕の空気録音が綺麗に聞こえるよと、お褒めの言葉を頂いていました。
ソニーのレコーダーをニアで置いているだけですよと伝え、誰でもニアで空気録音をすれば同じように取れると説明をする。
ですから、大層なことはしていないので、いい加減な空気録音と自己評価をしている次第です。(汗)

FR03Eの試作箱の1作目の完成披露は空気録音でした。

では呆気ないので、写真を少し載せます。

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オスモのウォールナットで下塗りをして、床用ワックスで艶を出しています。
最近では、仕上げはこればっかりです。(汗)

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暫定箱との箱のサイズの比較です。

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写真は、実物より大きく見えることが多いので、メインとの比較でサイズが分かると思います。

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バッフルとフレーム反射は音に悪影響がするとかしないとか?
理論的には細かい反射があるのでもっともらしい表現ですが、個人的にはプラシーボの域を出ていません。
まぁ~見た目が良いのでOKとしました。

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インシュレーターは安上がりなボンネットゴムを取り付けて完了。
箱の共振が、伝わり難くするには防振ゴムに限りますね。

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試しに吸音材を少量ですが、バックキャビに入れてみました。
結果は、分かっていますので単なる確認の作業です。

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矢印の部分に入れて試しましたが・・・・・・・とても音にならず聴くに堪えません。
言うまでも無く、ユニットを外して取り除きました。
リアの音の一時反射(定在波)は、斜めの仕切り板で解消されています。
強いて言えば側面の平行面ですが、そこはユニットのコーンを抜ける時には複数回反射を繰り返すので影響が出ないくらい減衰していると推測しています。
設計の悪い平行面の多い箱は、吸音材は必須になると思います。

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ダクトの面積および体積の調整用の詰め物は、発砲ゴム若しくは発泡ウレタンを使用ししています。
適当なサイズの切断をするのはのこぎりでは無くてカッターナイフで簡単に切れます。

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自室のダクトの面積は、H15mm×W130mmがベストです。
ですから25mmあるダクトに10mm厚の詰め物をしています。
暫定箱は、H35mmあったので20mm厚の詰め物をしていました。

それなら、最初から15mmの高さが良いではないのかと言われそうですが、環境が変わると低音の量感が変わりますので必要悪と言ったところです。


余談

コイズミオリジナル8cmフルレンジのFR03Eの印象は、非常に滑らかなF特性で安心して聴いていられますが、欠点は数時間エージングをしないと低音は割れたような癖が出ています。
時間とともに癖は取れて情報量も増えてきます。
今回で2ペアーの使用ですが、個体差があるのか音が落ち着くまで時間を要しました。
これから、どんどんと良くなるでしょう。

余談2

島元邸の機器のウーミングアップ
別名、スピーカーカンフル剤?



僕は、爆音派なので何でも無い音量でしたが、チョコさんとHさんは部屋の外に耳が痛いと退散をしていました。
島元社長さんも僕と同じで爆音派のようです。




知らず知らずに進む部屋のエージングとルームチューン

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昨日、最終のオフ会は千葉のHさんと自室でした。
7ヶ月ぶりの訪問でしたが、Hさんの希望で再度の訪問となっていました。
昨日の記事でも少し触れていましたが、最近の空気録音で音質が著しく低下していたとおっしゃっていました。
この方は、ノイズ系は敏感で僕の関知できないレベルまで感知が出来ます。
いい加減な空気録音ですのでよく分かりますねと切り返していましたが、その辺は億超えの機器類を揃えハイハイエンダーオーディオマニア・・・・・・は関係ないと思いますが、鋭い指摘を頂きました。
暫くは、思い当たる節が無かったのですが、最近は良いとの感想も頂いていましたのでPCを買い換えたあたりの時期からおかしくなったような?
CDの取り込みの際の設定がMP3になっていたのとCDRに焼いているときの不具合があったのか?
どうも、その辺が音質劣化を空気録音で確認が出来たようです。
流石ですね。

最近のCDでの試聴は、CDRの使用はやめてCDにしています。
安心感か?やはり、音がスムーズで広がりも違うように感じています。

Hさんの感想として7ヶ月前より、さらに音が良くなっているとの感想を頂きました。
先に訪問されていた岩田さんの感想から少し低域の是正をしていました。
部屋の低音処理能力(吸音性能)の向上が、大分良くなっているのは肌で感じていました。
現在、26cm×4+18cm×4を同時に爆音で鳴らしても飽和することはありません。
故に、低音大好き人間は知らず知らずに好きなソフトに合わせて低域のレベルを上げてしまうようです。

26cm×4発は、徹底的に再生帯域のレベルを見直し、全体での音圧バランスも取り直しました。
その辺が、音の違いに出てきていたのだと思います。

千葉のHさんは超小音量派なので、自室でも考えられない位の小音量で試聴。
それでも、出る物出ているのは確認できる。
不思議なことに10分ぐらい経過すると耳が慣れるのか?
小音量が普通に聞えてくる・・・・・・大音量派も日々の生活習慣のようなもので、慣れから来ているのですね。

一昨日は、Wさんとフルテックさんの試聴がありましたが、特に感想は無くフルテックさんからハイエンドの音ですねの一言であった。
後ほど、フルテックさんから低音が大分低い帯域から再生されているとの感想を得ていましたが、Wさんからは特に無し。
ただ、低音に関しては機器類より部屋の特性に寄るところが大きい。
軟弱な構造の部屋では、超低域の再生は厳しいと言われています。
家の構造としては、強度抜群の鉄筋コンクリート住宅で超機密故に正確な低音再生が可能となりますが、徹底的な吸音対策が必要になります。
この辺の対策(ルームチューン)が、徐々に20年の経年で良くなってきているのかもしれません。

Hさん試聴が続くに連れ、本音の感想をはっきり述べるHさんから音の広がり少ないとのご指摘を受けるが、物理的に部屋の横幅狭いので・・・・・どうにもならない感が漂っていました。
事実、部屋のサイズから来る音の広がり感などは、物理的な面に支配されていますので大概の人はここで諦めてしまう。
が・・・・・Hさんに簡単に改善が出来ますよと答えて、その場で改善対策を実践。
簡単に改善完了・・・・・広がり感が改善された?ようです。
対策方法は、手すり棒を立てた物をスピーカーのサイドに衝立てて乱反射をさせれば良いだけですが、高域がきつなる副作用も秘めています。
Hさんのご指摘が無ければ室外に放置をされてままでしたが、今回の実験で有効性が認められました。
以前は、広がりを取るか高域のうるささを取るかの選択で、広がり感を諦めていましたが、部屋のエージングが進んでいるのか?
高域のうるささが気ならない。
もしかすると、ツイーターの違いかもしれませんが、何はともあれ良い方向になっていることは事実です。

現在進行形で音が少しづつ良くなってきているメインとお部屋のお話でした。



FR03E(8cmフルレンジ) 箱製作 1回目

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オフ会の合間を見て製作をしていた小箱(8cm級BHBS)が昨晩完成しました。
珍しくユニットを埋没式としています。
他の8cmの箱を暫定的に使用して素性の確認を済ませています。

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F特も高域に向けての上昇がありますが、この辺の帯域が持ち上がってもさして気にならない。
実音は聞いていないので、自分の判断で試しに1ペアを購入、そして4ペアをまとめて購入。
数が揃えば送料が免除されるが、1ペアーだと750円の送料がかかるので単品買い控えて何かと抱き合わせが良さそうです。
都内に住んでいれば直接訪問して購入できますが、地方ではままならない。

まとめ買いで示す通り、10cmも8cmも当たり商品と感じたので無くなる前にまとめて買った次第です。
商売をしているわけではないので、このくらいの数量が妥当でしょう。

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サイズは、横幅を変えず高さ変えて小型化を目指す。
マイナス20mmのH320mmともう少しでA4サイズにとどきそうですが、肝心の音は出すまで分からない。
残手箱では、低音の量感は大分余裕がありましたので、このサイズでも行けそうな予感をしています。
箱の小型化を目指すには、ユニットも小さくしなければ難しい現実がありますが、8cmクラスが限界と感じています。
小口径ユニットの難点は、空振り現象が起き易く対入力が小さいので大音量が出せない。
出しても歪んでしまう。
その点を留意しながらのユニット選びになりますが、FR03Eはこの点では良いように感じています。

さて、音出しが楽しみですね。


余談

伊豆のオーディオ愛好家のオフ会時は、その道のプロの方が2名ほど参加されていました。
お二方とも紙面では有名な方です。
色々な会話を飲みながらや車中ですることが出来ましたが、プロ中のプロは他の方が認めることはさることながら、
お二人とも思慮深く謙虚で能力をひけらかしたり、こうあるべきだとの意見は皆無でした。
非常に有意義な情報も満載で、本格的なオーデイオを進める方の指針的存在かと強く感じ入りました。
実るほどに頭を垂れる稲穂・・・能ある鷹は爪を隠すのことわざが思い浮かばれました。