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新作箱の製作中

やはり、共鳴利用の箱の製作は面白い。
昨晩、組み立て、圧着を済ませていました。

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朝食を済ませて裏の小屋に直行、一晩寝かせたので接着剤が乾いている。
旗がねでの接着は、隅や端の面には強力に効きますが、真ん中は逆に板が反るので圧力は甘くなる。
そこで、真ん中に圧力が掛かるように写真の形態で圧着をします。
毛利元就の3本の矢では無いですが、予備で2本掛けにしていたら・・・・・1本が折れていた。(汗)
予備の1本でなんとか圧力は保持されていたようです。

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面取り準備の墨を出しています。

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いつもの斜めカットの半分ほどカットして、後はRになるように研磨します。

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サンダーで荒削りをしてRになるように造形をして行きます。
電動カンナで行っていましたが、こちらの方が良さそうです。

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荒削りが済みました。

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角で手が切れるくらい磨き上げます。

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研磨完了

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オスモ・ウォールナットで塗装、乾燥を待ってのマールクリアーで上塗りをします。







匿名?での質問

ブログの管理人のみのコメント欄に匿名の方から、必要悪の吸音材の件でご質問を頂きました。
管理人のみコメントでは、メールアドレス等が記載されていない場合は、ご連絡が出来ないのでこちらの記事で返信をします。

何か?誤解があったようで吸音材は一切使用しない考え方をしているように思われていました。
僕は、方式に寄って使い分けています。

メインスピーカーは、オール密閉(ミッドバスのみ補助でバスレフ用の穴は開けていますが、未使用。)の方式を取っています。
帯域分担式なのでユニットの性能に頼り、オール密閉が可能となっています。
特に低域は、最低域を伸ばすために密閉は必須ですね。
必要悪の吸音材ですが、メインには0.9m×1cm厚のフエルトを10m以上使用をしています。
特に、ウーファーは密閉でありながら構造は、逆ホーンを内部に仕込んでいます。
側板、天板の補強意外に逆ホーンによる音の減衰?も見込んでいます。
ですから、逆ホーンの終点部分には大量な吸音材が仕込まれており、他のスピーカーも箱鳴り(共振)など原因となるリアの音の吸音で大量な吸音材が仕込まれています。
この辺が、必要悪の由来になります。
ですから、方式に寄っては吸音材は好んで使用しています。

反面、共鳴を利用する方式は、スピーカーユニットの前後の音のコラボと考え、双方の良いところ取りが、位相反転で得られないかとの考えからになっています。
両方の音の利用は、全体域に近ければ音圧は倍近くなるのと抜けが良くなります。
BHなど特にその傾向があり、それが音の魅力にもなっているので、長岡派の方は好んで使用している方式だと思います。
僕も以前は、長岡派の1年生でしたが、途中で落第をして現在では元長岡派を名乗っています。
そのような考えが根底にあるので、極力、吸音材を使用しないで済めば好みの音に近づくのではとの考えです。
それと箱屋が趣味ですので作る喜びもあり、工作自体簡単な物では作った気がしない。
あえて難しい課題を設けて研究、挑戦をしたい気持ちが強く飽きずに自作スピーカーの世界の住人を続けられています。

ではメインは何なんですか?と問われると音楽鑑賞はメイン、工作の楽しみや研究、実験を楽しみながら音の探求をするのが共鳴を利用したBHBSの製作となります。
メインは、高額なユニットを一部は電気信号での調整で、ハイエンド化した音に仕上げています。
この辺の確認は超ハイエンドの方々にも確認済みなので方向性は間違っていないようでした。
故に上流は、ハイエンド機器を使用している所以でもあります。
自作スピーカーの方では、ローコストの上流でも良さそうです。
話が、大分逸れてしまいました。

要するに必要悪の吸音材は、方式に寄り使い分けをしているが、共鳴を利用した方式では吸音材を使用しない研究をしている。
簡単にゴールにたどり着いたら面白見に欠けます。
メインは箱屋としたら、大きいだけで面白みの無いシステムですが、反面、音はハイエンドと矛盾だらけです。(汗)

余談

希なお話ですが、オーディオ愛好家宅を訪問した際にシステムの音を自分の音に近づけようと注文を付けたり、頼んでもいないのにダメ出しをしたりする方がいらっしゃいます。
他の方のシステムは、その方の性格みたいな物でそれを否定なり、変えようとする行為は失礼の極みであり慎まなければならない行為だと考えています。
逆に、その方のシステムにダメ出しをしたらどうなるか?
火を見るより明らかですね。

頼まれてもいないのに周りがとやかく言う世界は他にありますが、オーディオを廃れさせる原因の一つになるのと世間とのつながりを減少させるのではと危惧しています。

あまり他のお宅を訪問することはありませんが、訪問した際には良いところをパクって真似をしています。