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作業小屋は防音完備・・・・・・外の大雨知らず

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午後4時頃の伊豆北地区の雨の様子ですが、作業小屋に日籠もり状態で災害寸前の状態を知らないでいました。(汗)
妻も3Fのオーディオルームにいたと思っていたようでノーマークだったようです。
妻のいる1Fにリビングいると雨の音も余り聞えないので、放送で気がついた次第です。
東駿河湾道路に向かう道が冠水で通行止めになっているよと妻に言われて気がついた始末・・・これではいつか災害に遭いますね。

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3Fのオーディオルームに避難をした際に、外を確認するとパトカーが待機している状況でした。(汗)
鉄筋コンクリート住宅の3Fにいれば、川が氾濫しても水死することはないでしょう。
暫くは、映画鑑賞に耽っていました。


大雨に気がつかずにしていた作業。

リホームしたときに出たフローリングの端材の使い道で悩んでいました。
アメリカンブラックウォールナットの無垢のフローリングは、ウレタン塗装を施していますので、接着が出来ない。
サンダーでウレタン塗装を削り取ってからでないと圧着が出来ません。
この作業が、結構大変で利用を棚上げにしていましたが、ウレタンをバーナーで焼いたら簡単に取れるのでは無いかと挑戦すると簡単に取れました。
アメリカンブラックウォールナットをオスモで塗ると独特の光沢と高級感を醸し出します。
そこで、BHBSのダクトに付けるショートホーンを作る事に決めました。

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圧着完了後、ボール盤に40Φの錐を取りつけてダクトを形成して行きます。

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ダクトの穴を貫通させたので、その穴を利用して木工旋盤に取り付けて加工する準備が出来ました。

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専用のノミをあてがい、適当にホーンの形状を造形して行きます。

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こんな感じで一つ仕上がりました。
もう一つ仕上げを頑張ります。
アカシアと違いウォールナットは削った表面が美しく削りやすいです。

もちろん、平行して箱の実験も行っていました。
下記の漫画図は、オール直管で音道を配置しました。


BHBS漫画図その2

箱は、端材の再利用で現在圧着中ですので、明日、面取り、塗装を済ませるつもりです。
天気が良ければ、夕方には音出しが可能だと思いますが・・・・・







ブログの活用術  無響室  (2018年6月5日の記事)

ブログ本来の活用術

ブログは、日記として活用すると大変有効なアイテムになります。
過去の自分の行動が、即座に分かります。
8cmクラブで、空気学的な理論的の話題やF社の社内事情やその他の情報が満載で拝見しています。
たまに話にも出てくる無響室の経験が思い出されました。
スピーカー作りで必須なのは、無響室(部屋の反射が無い)での測定による正確なスピーカーの特性の確認があると思います。
そこで、無響室での記憶が薄らいでいるのでおさらいで過去の記事を見ています。

・・・・やはり、記憶が飛んでいます。(大汗)

このチャンスを与えてくれたのが、音工房Zの大山さんでした。
確か横浜市内の無響室であった。


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西伊豆の雲見温泉に行く途中の絶景・・・・富士山が高く見えるのが印象的です。
我が家からの富士山はずんぐりしています。

一度、ブログを削除していますので、データーは全く残っていません。
無響室での経験も忘れ気味です。

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無響室に入ると普段何気なくしている会話に変化が生じます。
反射音が、ほとんど無い環境は音圧が極端に低くなり、普段は反射で音圧をある程度補っていることが理解出来ます。
反射の影響が全くない環境なので、スピーカー本来の特性の確認には最適ですが、オーディオルームとしては最悪な環境です。
耳が環境に慣れるまで、しばらくかかりました。

このような環境の中では、通常のスピーカーの音は貧弱になり、とても聴けたものではありません。
設備の整った環境で作り出される有名メーカーのスピーカーの特性が素晴らしく、下から上までほぼフラットのF特を表していました。
しかし、F特だけ素晴らしくても聞くに堪えない音でしたので、F特だけで音が決まるのではなく反射による残響等により、楽しい音が形成される良い例だと思います。
やっぱり、残響が無いと音楽は楽しくないですね。

しかし、このような超デットな環境でも影響が少なく、まともに聴こえたスピーカーがありました。
ハイアガリのユニットを使用したスピーカーが丁度良い塩梅で聴こえてくる。

耳が、無響室に慣れてきた影響も考えられますが、超デッドの部屋で良い感じなので、自室では上手くならなかったわけです。
鈴木さんのブログでも明記されていましたが、この手のスピーカーは、デッドの部屋か広い空間で良さを発揮できそうです。

自室のF特特性もずるをする気になれば出来ないこともないですが、意味がないのでリスニングポジションで素のままでF特の確認をしています。
測定用のマイク位置を変えたり、スピーカーの位置を変えると低い帯域では、様々な波形が出来ます。
部屋の構造は四角い箱ですので、いくらフラッター対策で斜めに板を設置しても、低音に対しては並行面となってしまう。
ですから、位置を変えると位相反転の影響を受けます。

しかし、反射が多いので音楽を聴くには楽しい。
生の音に代表されるオーケストラもコンサートホールの影響を多分に受けているので、コンサートホールの甲乙が付けられる所以ですね。

無響室の一次反射の測定。

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殆ど影響のないレベルですが、一次反射は認められる。
一般のオーディオルームの反射は、比較にならないくらいあるので部屋の影響をもろに受けます。
デットだと音楽が楽しくない、ライブだと煩い感じにもなるし部屋の影響も受け易いですね。

ライブで反射角を考慮しての部屋作りが必須であり、完璧な部屋や音は永遠に無理な話なのでどのへんで妥協するかが、投資へのブレーキになるかと思います。

本日は、F特がらみで少し硬い話題になりました。
部屋の特性の管理や残響、拡散など行った上でのオーディオライフと考えています。
高額な機器類への投資は、そのあとでも良いと思います。
但し、一度部屋を作ると簡単には直せないので専門家のルームチューンが必要になるのだと思います。


と、5年前の自分が、その年よりずいぶん前に経験していた無響室の印象を思い出しながら記載した記事でした。