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2018年6月5日の記事 無響室

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この記事にコメントがありましたので、5年半振りに掘り起こして見ました。

一度、ブログを削除していますので、データーは全く残っていません。
無響室での経験も忘れ気味です。

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無響室に入ると普段何気なくしている会話に変化が生じます。
反射音が、ほとんど無い環境は音圧が極端に低くなりますので、普段は反射で音圧をある程度補っていることが分かります。
こんな環境ですから、反射の影響が少ないのでスピーカー本来の音の確認には最適な環境ですが、オーディオルームとしては最悪な環境です。
環境に慣れるまで、しばらくかかりました。

このような環境の中では、通常のスピーカーの音は貧弱になり、とても聴けたものではありません。
設備の整った環境で作り出される有名メーカーのスピーカーの特性が素晴らしく、下から上までほぼフラットのF特を表していました。
しかし、F特だけ素晴らしくても聞くに堪えない音でしたので、F特だけで音が決まるのではなく反射による残響等により、楽しい音が形成される良い例だと思います。
やっぱり、残響が無いと音楽は楽しくないですね。

しかし、このような超デットな環境でも影響が少なく、まともに聴こえたスピーカーがありました。
ハイアガリのユニットを使用したスピーカーが丁度良い塩梅で聴こえてくる。

耳が、無響室に慣れてきた影響も考えられますが、超デッドの部屋で良い感じなので、自室では上手くならなかったわけです。
鈴木さんのブログでも明記されていましたが、この手のスピーカーは、デッドの部屋か広い空間で良さを発揮できそうです。

自室のF特特性もずるをする気になれば出来ないこともないですが、意味がないのでリスニングポジションで素のままでF特の確認をしています。
測定用のマイク位置を変えたり、スピーカーの位置を変えると低い帯域では、様々な波形が出来ます。
部屋の構造は四角い箱ですので、いくらフラッター対策で斜めに板を設置しても、低音に対しては並行面となってしまう。
ですから、位置を変えると位相反転の影響を受けます。

しかし、反射が多いので音楽を聴くには楽しい。
生の音に代表されるオーケストラもコンサートホールの影響を多分に受けているので、コンサートホールの甲乙が付けられる所以ですね。

無響室の一次反射の測定。

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殆ど影響のないレベルですが、一次反射は認められる。
一般のオーディオルームの反射は、比較にならないくらいあるので部屋の影響をもろに受けます。
デットだと音楽が楽しくない、ライブだと煩い感じにもなるし部屋の影響も受け易いですね。

ライブで反射角を考慮しての部屋作りが必須であり、完璧な部屋や音は永遠に無理な話なのでどのへんで妥協するかが、投資へのブレーキになるかと思います。

本日は、F特がらみで少し硬い話題になりました。
部屋の特性の管理や残響、拡散など行った上でのオーディオライフと考えています。
高額な機器類への投資は、そのあとでも良いと思います。
但し、一度部屋を作ると簡単には直せないので専門家のルームチューンが必要になるのだと思います。



☆部屋のチューンが殆ど済んでいますので、最近では高額な機器類を買い揃えています。