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石田式BHBS・・・ダクトからの中高音の漏れ

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上記の漫画図は、第2回ステレオ誌のコンテストでグランプリを頂いたリバーシーです。
初期のBHBSですが、現在の石田式BHBSに近い構造をしています。
ダクトの開口部をユニットの前面に見て、左右に設けていました。
狙いは、振動の軽減、左右にダクトを設けることで直接音の中音の漏れや一時反射による漏れの音の軽減を狙っていました。
左右の方がリアより、中音の漏れは分かり難いような気がしています。

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上記図を一体化した箱が、第3回ステレオ誌スピーカーコンテストでグランプリになった箱と基本的には考え方は同じです。
木彫は、FE88ES-RのバスレフにFE108Σを内部にマウントしてBHBSとしていた。
低域の干渉と中高域の漏れの排除でローパスフィルターを仕込んで100Hzでカットしていたように記憶しています。

石田式BHBSで中高音の漏れが気になる方は、勿体無いですがユニットの2本使いで問題は解決すると思います。
確か、コンテスト時に位相を気にしていたら、某先生に気にしなくても良いとお墨付きを頂いた記憶があります。

他に吸音材の使用もありますが、失うものが多い。

と悪者の中高域の漏れを書きましたが、BHBSはダクトがフィルターの役目もしていますのでBHよりは、漏れは少ないと思います。
シングルバスレフも同様に中高域の漏れは確認が出来ますので、気になる方は超強度のある密閉箱で聴くと良いと思います。
ダクトの漏れも気になりますが、箱なりも気になりだしたら気になります。
スピーカーは、ユニットとユニットの以外の音の混成で一つの音が出来上がていると思います。
個人的には、ダクトから漏れ出る中高音も特に気にならいでいますが、気になる方は超強度のある密閉箱が良さそうですね。
但し、小口径フルレンジでは低音不足、狭いレンジになる可能性がありますね。
そこで、次のローコスト電気処理が必要になりますが、その件は後日記事にします。

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我が家のシングルバスレフですが、真剣に粗探しで聴くと盛大?に中高音が漏れていますが、普段は気になりませんね。(笑)


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