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箱のR加工

R加工

断面でRの部分を描いてAのラインとBのラインを結びます。
このラインは、鉛筆で書き込みますが、側面と前面に書き込むと研磨の際の目安になります。
注意点は、研磨しろが欲しいので実際にカットする場合は1mm~2mmほど研磨しろを残します。
ラインEをカットする際は、角度では行わず%で行います。
例えば板厚18mmの2枚重ねと仮定すると36mm厚となりますので、研磨しろを2mm残すと34mmとなります。
仮にEラインまで上部の角から10mmと仮定すると底辺34mmと高さ10mmの三角形が出来ます。
この3角形を適当な倍率で薄板に描き、カットして丸鋸の定規にしてカットするとAEの面が残ります。
腕が良ければFのラインをカットしますが、失敗する確率が高いので地道にランダムサンダーで研磨することをお勧めします。
Fラインを45度に置き換えて、R面に接触しないようにすれば失敗は少ないかもしれません。

IMG_2798.jpg

ランダムサンダーの研磨ヤスリは、40番を使用して一気に削り込むことが可能ですが、気をつけないと削りすぎるので注意が必要です。
大凡の造形が出来たら、紙やすりを120番程度まで上げて研磨をします。
粗さが取れたら240番で研磨をしますが、この状態では小さな円形の傷が残っています。
この傷を消しながら400番で仕上げます。
ここまで来ると、表面はつるつるになります。
総仕上げに1000番を使用すると、塗装をした際に深みが出ます。
着色は難しいので、木の素の色を生かすオイル系の塗料を塗り込混み、乾燥してから再度、水研ぎをして仕上げます。

ランダムサンダーで、仕上げるのが効率も良いし失敗も少ないです。
他に、電動かんなやサンダーで造形をすることも可能です。

☆45度カットでは、丸くなる部分がカットされてしまいますのでNGとなりますので、せいぜい10度以下になるかと思います。

み)さん、空気録音のアップを楽しみにしています。



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み)さん

ご連絡、ありがとうございます。
早速! ブログで紹介をさせて頂きました。

空気録音 Youtube にアップしました 

空気録音、Youtubeにアップしました。
ご紹介いただけると幸甚です。
https:スラッシュ スラッシュ youtu.be/n14T27uEck4 (FE168SS-HPの Lover's concerto)
https:スラッシュ スラッシュ youtu.be/IsJu-mjNMxA (Super Swan with FE108NSの Lover's concerto)
https:スラッシュ スラッシュ youtu.be/08aPvwnGel4 (FE168SS-HPの高中正義 Blue Lagon) 著作権の問題クリアのため広告入り

どうかよろしくお願い申し上げます。

空気録音 

素敵なオファーありがとうございます。
FBにアップした動画も含め、Youtubeにアップいたします。なんとか明日できると良いのですが、実は未だに仕事中。連休明けは色々な〆切に追われ、あたふたしています。

 

み)さん


録音を楽しみにしています。
YouTubeなら、このブログで紹介しますが如何でしょうか?

情報ありがとうございます 

Rの付け方、説明を読んでストンと腑に落ちました。ランダムサンダー、なんとか入手したいと思います。
週末、空気録音の音源をクラシックに拡げてみます。マイクももう一段グレードアップしてみます。乞うご期待。

 

Suzukiさん

仰る通り、木材の圧着が肝になります。
少しでも隙間が出来ると、綺麗な面に仕上がりません。
木目が縦方向なら、かんなは有効的なアイテムで、過去に何度もお世話になりました。
かんなは、作業時の音が小さいし、粉塵が発生しないので体にも良かったです。
木目に逆らう場合は、電動工具のお世話になりぱなしです。

 

私はこんな大きなアールに挑戦したことはありませんが、小さなアールはカンナと紙やすりで仕上げます。
この場合は大きなアールで、しかも不均質な結合部のある集成材なので電動工具でなければ難しそうですね。