バッフルの穴塞ぎ・・・・再投稿

昨日、Hidekonさんから、差し上げたMAOP用に製作した石田式BHBSの箱の件で連絡がありました。
どうも、箱を大変気に入っているようで、全面バッフルの改善をするにあったての質問でしたが、メッセージのやり取りでは、面倒なので電話連絡でお願いして改造の方法を説明していました。
辛口コメントのHidekonさんが、気に入るとは・・・・・・本当の意味で瓢箪から駒ですね。
(Hidekonさんブログは、リンクしています。)
写真の箱は、MAOP11の音に飽きて長い間、放置していました。
たまに、新ユニットが発売されると音の確認用で、バッフルの穴を大きく開け直して新ユニットの音の素性の確認用で使用。
最終的には、18cmのユニットの穴のサイズまで、穴を大きくしていました。
そこへ、16cmの発売、流石に穴が大きい。
どうせ、素性確認なのでと思い適当な板に穴を開けてバッフルにブチルで貼り付けていました。
このブチルは、剥がす前提があるのなら使用は控えた方が良さそうです。
ブチルが、バッフル面に張り付いて元の状態に戻すのに相当の手間が掛かります。
この箱は、瓢箪から駒でFE168SS-HPが、思いのほか良い感じで鳴ってくれて、アカシア集成材の新作箱より、中高音の癖が緩和されて聞えていました。
パインの柔らかさが、癖の緩和をしてくれたのか定かではありませんが、結果オーライの箱で新作箱製作の立役者になりました。
僕としたら、新作箱が出来れば無用の長物なので、Hidekonさんに試聴の為にお持ち帰りをしていました。
そして、大変お気に入りとなり、この箱の改善、改造となった次第だと思います。
☆下記の内容は、昨年の7月に掲載した内容ですが、参考になればと再度掲載をしました。
スピーカーユニットの収る穴を大きくする事は容易に出来ますが、小さくすることは・・・・・少し考えますね。
簡単なのは、板を一枚フロントバッフルに重ねれば良いと思います。
今回は、フロントバッフルの横幅が狭いのでバッフル板を増やす事は、物理的に厳しい。
そこで、穴を塞いで仕切り直しをすることにしました。
①

穴を塞ぐための板とその板を打ち込むためのクッションハンマーを用意します。
②

ルーターで精度の悪かった穴を正円になるように削り込んでいます。
③

板に接着剤を付けて、クッションハンマーで叩きながら板を打ち込んで行きます。
④

フロントバッフルとほぼ平らになるまでで打ち込まれました。
⑤

木工パテを使用して硬化するまで待って、研磨して平滑にします。
⑥

2本ともパテを使用しました。
⑦

襤褸隠し用の薄板を貼り付ければ下準備は完了します。
薄板もデザイン的に加工が必要ですが、肝心の正式な穴が分かりません。
65mmか70mmか?
雑誌の数字を見てから穴は開けます。
1ヶ月以上放置しますので、パテが完全に固まることでしょう。
誤魔化しが完了した箱です。

現在は、奈良のKさんのところに整形美人として涼しげな顔をして嫁入りをしています。