石田式BHBS検証

自室からの今朝の富士山の雄姿です。
雪の降り加減が、宝永山加工まで無くてちょうど良い感じです。
これから、一気に寒くなっていくのかはわかりませんが、富士山の雪の積もり具合・・・雪が大きな棒グラフになり、寒さが伝わります。

コンテスト(試作)機より容積で2リットルの減少を試みた箱ですが、この箱を通じて低音域を出すある法則みたいな物が分かってきました。
スロート(ダクト)の絞り(ユニットとの面積比率)は、定説通りで良いのかと疑問を持ち様々な面積のダクト径を試してきました。
このダクト径とショートホーンとの比率が肝のようで、微妙に変化をさせると量感に変化が現れる。
限られた容積で、如何にして低音の量感を向上させるか?
小型でブミーなBHを効率よく作り出せれば、BHBSの本領が発揮できます。
この点を、今一度検証して詰めてきたいと考えています。
16cm、20cm級のユニットの箱が、シングルバフレフ並のサイズになればこのサイズへ触手を伸ばす人も増えると考えられます。
フルレンジとしたら大型のユニット部類に入る20cm級がまとも鳴ると小口径では到底味わえないド迫力、余裕を感じさせオーディオを醍醐味を実感が出来ると思います。
と通常で考えたら夢物語で終わりそうですが、老後のぼけ防止の課題としては良いのではないかと考えています。
仮に上記の事柄が実践できたと仮定すると、低音の質の問題が発生します。
この問題は、すべてダクトで解決しますが、このダクトのサイズの算出が悩ましい。
ユニットの特性に応じてのサイズ選びが発生します。
市販品、塩ビ管、ボイド管などダクトの候補は多いですが、ジャストフォーカスするダクトは少ないです。
これは、計算などではじき出せる物では無くて経験から見当をつけて、サイズを決めて追い込みます。
しかし、ジャストフォーカスするダクトは、皆無です。
ほぼ、妥協の産物になるケースが多いのが現状です。
小屋が出来た際に、木工旋盤を導入して試しにダクトの製作をして実験をしたところ、限りなくジャストフォーカスに近づけた。
木工旋盤の良いところは、バイスを変えることで様々な形状にダクト内部を造形できることです。
ダクトの形状は、テーパー状として前後にショートホーン擬きの設置が、今のところ良さそうです。
新作のダクトは、自作でジャストフォーカスするダクトを実験的に目指します。
ここで、また、楽しみが増えました。
たまに、自作スピーカー(箱)を商売にしたらと言われることがありますが、こんな効率の悪いことをしていては、商売にならいですね。
それと、自分が気に入っても他の方の感性とは違うし、目指すダイナミックレンジなどでも違いが出ます。
万人受けする箱の製作は、一人では出来ないので環境がそろえば遊びで目指してみるのも面白そうですが、現状では時間などの制約があるので厳しいですね。
やはり、趣味に没頭するには年金親父なってからですね。