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Lowを欲張らなければ小型BHBSは有効?

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写真は、新旧のW4-1879の箱ですが、高さだけでも小型化していることが分かります。
横幅は、側板を18mm厚を使用している新箱の方が6mmっほど広いですが、音道の幅は同じです。
高さも旧箱は450mm、新箱が360mmと90mmのサイズダウン。
奥行きも大分ダウンしています。

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内部の音道の奥行きは、旧箱が300mm、新箱は210mmとこちらでも90mmのサイズダウンとなっています。
側板を15mm厚にすれば少し小型が出来ますが、音道幅をマイナス20mm、高さも20mmはサイズダウンは出来そうな気がします。
奥行きは限界のレベルまで来ている?ような気がします。

肝心の音の違いは?

不思議なことに、一般受けする帯域の80Hz前後の音圧は、新箱に軍配があがりました。
流石に低域の最低域の再生は、旧箱の方に軍配が上がっています。
測定はしていませんが、リファレンスソフトでの試聴では、10Hzぐらい差があるように認識できた。
旧箱は、40Hz~ 新箱は45Hz?~ 上は、同じユニットなのでほぼ同じで中域の密度は旧箱に少し軍配が上がります。

新箱の前に製作したOM-OF101用の箱が、限界?に近いかもしれません。
OM-OF101との聞き比べもしていますが、値段を考慮しなくてもOM-OF101は、高域の繊細さを除けばW4-1879に十分渡り合える音質と感心しています。

通説での考えを払拭しての実験でした。
箱の容積を小さくする足枷をしての製作でしたが、音の不思議な作用や自己の経験から来る低音再生の考えが立証できたように思えます。
後は、ダクトの形状の工夫、適切な面積、長さを計算式を模索するのでは無く、TRY & ERRORを繰り返して良いところを探し出せば鬼に金棒です。

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Suzukiさん

新作は、ただいま塗装に入りました。
どこまで再生するかで、難易度が変わる自作スピーカーです。
80Hz付近にアクセントを持たせる方が、音作りは簡単になりますので、箱屋としては簡単で微妙です。
次期作は、もう少し下の再生も考慮して作ります。

 

一般受けする帯域が80Hz、というのは納得しました。
オーディオチェック用の付録音源などもそのあたりが目立つようなものです。
クラシック音楽を聴くのと、オーディオチェック用の音源を聴くのとでは、自ずと、音造りが変わってきます。
一般的には40Hzが出ようと出まいと関係なく、80Hz付近が盛り上がっているほうが低音が良く出ていると認識されるのだと思います。
人それぞれ好みの問題なので音造りとしてはどちらも有りだとおもうのですが、80Hz以下が切れているのでは満足できませんよね。
ローエンドは45Hzで十分以上だと思います。