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コンテスト機 vs 小型機

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Stereo誌主催の自作スピーカーコンテストも2月4日の視聴を無事に終えて、お役御免になったコンテスト機が出張中に帰っていました。
今回のコンテストは、本命のコンテスト機のい製作途中で大失敗をして一時的に諦めていましたが、考え直して四角い箱の試作機に手を少し加えて応募をしました。
手を加えたのは、ブログでも紹介をしていますが、天板の二重化(箱鳴りで発生する固有振動対策)、ベースの製作(容積と中高音のダクトから漏れ出す低音の吸音)、ダクト(気流対策、固有の共鳴帯域の再生の対策)など、ドレスアップと銘打って音質対策をしていました。

デザイン=音に直結しなければ、音は出るけど単なるオブジェに成り下がる。(個人的なポリシー)
そんな試作箱に少し手を加えただけの箱なので、匠部門の1次予選の通過は内心厳しいと思っていました。
2次予選は、いつの間にか無く本線になっていたようです。
こんな四角い見た目のよろしくない箱でも審査の先生方の、ご厚情で音は鳴らせていただきましたので、感謝♪~感謝~です。

残念なのは、オンキヨーさんの廃業です。
安価で、こんな素晴らしいユニット作ってさよならでは寂しすぎます。
この技術を埋もれさせては、勿体ないですね。
手持ちの4本を大事に使用することにしました。

今、OM-OF101を4本同時に爆音状態で聴いています。
4本同時に鳴らすと、大型システムを聴いているような気分にさせてくれます。

コンテスト機と小型化した箱の聞き比べをしています。
空気録音でどこまで違いが拾えるか?

最初は、コンテスト機からです。
ドライブ系は、いつものE-800+DP750なのでフルレンジを鳴らすには最高の組み合わせですね。






小型機も、中々やるでしょう?
このサイズで、流線型の箱形状に自動車の塗装を施し、フレームを化粧すれば小型ハイエンドスピーカーが出来そうです。(笑)


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アールefuさん


くすのきさんのコメントと同意見で、2次審査の発表が12月中にあると大晦日から元日まで気になっていました。
その連絡が無く、本選だったので少し気持ちの上で気になっていました。(笑)

 

tincanさん

>名前を換えてでも、ユニット開発部門は世に居てて欲しいですね。

僕も、そう願っています。
この価格で、これだけの物が作れる技術の野に埋もれさせては勿体ないですね。
個人的には、今までの付録の中では一番のお気に入りに成っています。
フェイズプラグとフレームに物量投入して、名前を変えて製品化したら、多少高くても購入します。

この企画が、頓挫しないように祈っています。 

あべさん

コメントありがとうございます。
昨日、三島に帰ってきました。
コンテストでなければ、現状のデザインで十分と考えています。
コンテスト機は見栄えと音質を考慮しなければならくて、どうしても、デザインと音のへの影響を考慮するととんでもなく面倒なデザインが思い浮かび製作が進まないのが現状です。
今回は、苦肉の策で応募していましたが、2年後は完全にリタイヤしますので、腰を据えて力作に挑戦できそうです。・・・・・ただし、この企画があればに限りますが・・・(汗)


 

>2次予選は、いつの間にか無く本線になっていたようです。

僕が思うに、
今までも「本選」というのは無いんだと思います。
まず、書類審査が一次審査。
そして選ばれた作品を視聴するのが2次審査。
その時、作品をまず半数くらいに絞った優秀作品を選び出し、その中から賞を決める
というのが例年のやり方の様に思います。

つまり書類会議と視聴会議の2回だけ。
今回は投票で賞を決めたそうですが、
流れは例年どおりだと思います。

音楽之友社ホールで行われたのは披露発表会なので、
今回のオンライン発表も同じ様なものと思います。

違うのは、
一次審査前に編集部で書類を1/3に絞った作品を紙面に載せたことと
賞の発表前に2次の視聴作品すべてを画像とコメントをつけて発表した事だと思います。

それにしても飯田さんの司会進行は良かったですね。
流石ファシリテーターとしてプロの仕事でした。
逆に審査員の石田さんは後半しんどそうで心配でした。



 

オンキョーさんのニュースには魂消ました。
今回の付録の様に意欲的なものを造った矢先なので尚更です。
マイスターはデザイン的には、お好きでないようですが、私の好みから言うと、ゾクゾクするほどアヴァンギャルドで、先進的で面白い!
名前を換えてでも、ユニット開発部門は世に居てて欲しいですね。
思い出すにFRX-20なんてフルレンジがあったりして懐かしいです。



デザインに関しては一家言あります 

なんでもそうなのですがスピーカーは特に、そのデザインに、音を出す上での必然性が見えないと、なんも知らない人が作ったな、と言うのがバレバレになりますね。
木工職人とか、全然別の分野のデザイナーと言った人が基本を無視してけれん味のあるデザインの物を個人のネット通販とかで売ってて、良い値段するのに買ってしまう人はちょっと可哀想だな、と思ってしまう例が散見されます。
あと私が残念だと思うのは、木工職人が作った!と言う主張が強すぎてスピーカーとしての機能美が後退してしまってるパターンですね。綺麗すぎるバックロードホーンとか、木目が凄すぎるNS-1000Mとかは、なんだかなーと思ってしまいますw 綺麗すぎるスーパースワンとかですとスーパースワンの個性が圧倒的なので逆に良いなと思ったり。
石田式BHBSはシンプルでありながら機能美を感じさせますので、デザインとして世間に広く認められるポテンシャルが高いと思います。と言うかすでに相当に認められている感じですかねw