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吸音材無し続行中

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新作は吸音材を一切使用していません。
箱の工夫で何処まで出来るか?
持論の共鳴利用での吸音材は、箱の工夫で何とかする。
吸音材に逃げるのは安易な道で有り、箱の工夫が足りない=失敗作は言い過ぎですが、箱作のスキルの向上が止まってしまう。
と空言を述べても仕方が無いので、自己流の方向性を述べます。

なぜ?吸音材を入れるのか?

簡単言うとバックの中高音が前面に漏れ出して前面の音に干渉することの防止が主たる吸音材の働きと特に高域の強めの帯域を減衰させる効果があると考えています。
後は、容積の変化による低域への調整、箱内部ので反射音の吸音などがあります。
ですからシングルバスレフや密閉式の箱は、必要悪・・・・必須なアイテムになると思います。

共鳴を利用する方式としては、バックの音を有効利用してフロントの音とコラボさせて音のバランスを取る。
BHなどのホーン開口部から漏れ出す中高音は、音道を長くしても折り返しを多くして吸音材を詰め込んで対策しても、漏れを0にすることは不可能です。
高域などエネルギーの弱い帯域には有効とは思いますが、ミッドバス、ミッドの漏れは防げません。
それならバックから漏れ出す全ての音を思い切って使う方が得に思えてます。

自己流の対策として、低域の量感(音圧)とその他の帯域の音圧を箱の力で揃える。
いつも通りのBHBSで低音過多の箱を作り、ダクトのサイズの研究をして広帯域での音圧の確保を目指して全体域のバランスを取る。
今までは、音の詰めをダクトである程度していたのですが、見た目重視で市販の塩ビダクトを使用したので、選択種が限られていた。
詰め切れない分を吸音材で埋めていたのが実情でした。

吸音材の利用を止めるのを目標として製作したのが、市販品のダクトを使用したW5-1880の石田式BHBSです。
やはり、横着して市販のダクトの利用をしたのでダクトによる調整が出来なくなりました。
径を変えないで長さだけ変更した程度です。
当初は、目新しい音に感動!
長時間のリスニングを楽しみますが、何時ものあら探しの悪い癖が出始めます。
ソフト別で楽器の音色が・・・・ヴォーカルの肉付きが・・・・シンバルの音が・・・・拍手も?なんて気になり始めます。

そこで、2作目の製作になりました。
リアダクトにして、見えないのを良い事に板切れで調整のやりたい放題です。
今回は、BH+バスレフ+ホーンの組み合わせですが、1号機に比べるとダクトの面積は倍以上になっています。

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1号機に CHP90micaを入れました。
結果は昨日のコメントですが、一晩経ってW5-1880と比べると抜けが悪く中域のフォーカスも甘い・・・・比べなければ良かった!
やはり、箱が大きいようです。
元の小箱に戻してこじんまりとバランスを取った方が良さそうです・
大箱にして大型システム風な鳴り方をするのですが、クオリティが甘くなるのが残念です。

2号機は、1号機が肥やしになってくれていますので、不満に思えていたことが解消しました。
吸音材が無い方が音の鮮度が良く聞こえるのは、きっと僕のプラシーボですね。(大汗)

W5-1880は、やはり、幕の内と感じています。

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