20cm級BHBS W8-1808 4回目

箱の容積を小さくしても十分な低音再生と物理法則に逆らう所業を続けて、少しずつ箱容積を小さくする努力をしています。
8cm、10cm級なら箱が小さいので、試作を多く作れれるので実験は回りますが、大型の物はその大きさ故に簡単には行きません。
小型のサイズの製作なら何百単位で製作をしていますが、こと20cm級になると50ペアまでは製作をしていない。
製作数が少ない一番の理由は、失敗したときの箱の処分にないrます。
ここに来て、20cmを定期的に作り続けているのは、僕個人の考えでは無くて日頃お世話になっているDCアンプマニアさんからの依頼でした。
20cm級=FEの固着観念をW8-1808の出会いから払拭してくれました。
FEのようなキャラクターがないので、箱のサイズを小さくしながら低域の量感は出る。
狭い部屋で、わざわざ強烈なミッドハイのバランスを取るために、重く大型の箱で低音を持ち上げるなど、板の無駄使いです。
俗に言うバスレフ向きのユニットでも、シングルバスレフでの低音再生はBHBSに比べると弱く下手をするとサブウーファーが欲しくなる。
フルレンジの理想は、1本のユニットで全ての帯域の再生を網羅すること考えていますが、現実は高域はツイーターが欲しくなる。
中々理想のユニットと出会うのは厳しいですね。
なぜ20cm級のBHBSの製作を続けるのか・・・・・・20cm級のスケールの大きな音は癖になります。
20cm級BHの低音は38cm級と言われていますが、正に38cm級のスケールで鳴ってくれます。
そこで、再度、製作に取り掛かりました。

板材は、アカシア18mm厚を使用、今までに無いくらいの高密度の山に当たりました。
仕入れ時期で、カスカスの軽い物有りますので一時期は18mmは買わないでいました。
今回仕入れた板は、重く、硬く工作をするのに難儀をしています。
今回も、箱は上下の二分割として運びやすくしています。
欠点は、倍の箱を作る手間が掛かりますので、組み上げる準備だけで丸一日掛かるのが玉に瑕です。

バッフルにユニットを陥没させるとF特が良くなるようですが、個人的には面倒なのと距離があると部屋の影響が強いので労力の無駄と考えています。
まあ~、見てくれは良いかも知れませんが・・・・・F社のリングなどでべそ状態なので、その考えとは逆行していますね。

まずは、下部の箱から製作。
残りは、土日で仕上げます。