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知らず知らずに進む部屋のエージングとルームチューン

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昨日、最終のオフ会は千葉のHさんと自室でした。
7ヶ月ぶりの訪問でしたが、Hさんの希望で再度の訪問となっていました。
昨日の記事でも少し触れていましたが、最近の空気録音で音質が著しく低下していたとおっしゃっていました。
この方は、ノイズ系は敏感で僕の関知できないレベルまで感知が出来ます。
いい加減な空気録音ですのでよく分かりますねと切り返していましたが、その辺は億超えの機器類を揃えハイハイエンダーオーディオマニア・・・・・・は関係ないと思いますが、鋭い指摘を頂きました。
暫くは、思い当たる節が無かったのですが、最近は良いとの感想も頂いていましたのでPCを買い換えたあたりの時期からおかしくなったような?
CDの取り込みの際の設定がMP3になっていたのとCDRに焼いているときの不具合があったのか?
どうも、その辺が音質劣化を空気録音で確認が出来たようです。
流石ですね。

最近のCDでの試聴は、CDRの使用はやめてCDにしています。
安心感か?やはり、音がスムーズで広がりも違うように感じています。

Hさんの感想として7ヶ月前より、さらに音が良くなっているとの感想を頂きました。
先に訪問されていた岩田さんの感想から少し低域の是正をしていました。
部屋の低音処理能力(吸音性能)の向上が、大分良くなっているのは肌で感じていました。
現在、26cm×4+18cm×4を同時に爆音で鳴らしても飽和することはありません。
故に、低音大好き人間は知らず知らずに好きなソフトに合わせて低域のレベルを上げてしまうようです。

26cm×4発は、徹底的に再生帯域のレベルを見直し、全体での音圧バランスも取り直しました。
その辺が、音の違いに出てきていたのだと思います。

千葉のHさんは超小音量派なので、自室でも考えられない位の小音量で試聴。
それでも、出る物出ているのは確認できる。
不思議なことに10分ぐらい経過すると耳が慣れるのか?
小音量が普通に聞えてくる・・・・・・大音量派も日々の生活習慣のようなもので、慣れから来ているのですね。

一昨日は、Wさんとフルテックさんの試聴がありましたが、特に感想は無くフルテックさんからハイエンドの音ですねの一言であった。
後ほど、フルテックさんから低音が大分低い帯域から再生されているとの感想を得ていましたが、Wさんからは特に無し。
ただ、低音に関しては機器類より部屋の特性に寄るところが大きい。
軟弱な構造の部屋では、超低域の再生は厳しいと言われています。
家の構造としては、強度抜群の鉄筋コンクリート住宅で超機密故に正確な低音再生が可能となりますが、徹底的な吸音対策が必要になります。
この辺の対策(ルームチューン)が、徐々に20年の経年で良くなってきているのかもしれません。

Hさん試聴が続くに連れ、本音の感想をはっきり述べるHさんから音の広がり少ないとのご指摘を受けるが、物理的に部屋の横幅狭いので・・・・・どうにもならない感が漂っていました。
事実、部屋のサイズから来る音の広がり感などは、物理的な面に支配されていますので大概の人はここで諦めてしまう。
が・・・・・Hさんに簡単に改善が出来ますよと答えて、その場で改善対策を実践。
簡単に改善完了・・・・・広がり感が改善された?ようです。
対策方法は、手すり棒を立てた物をスピーカーのサイドに衝立てて乱反射をさせれば良いだけですが、高域がきつなる副作用も秘めています。
Hさんのご指摘が無ければ室外に放置をされてままでしたが、今回の実験で有効性が認められました。
以前は、広がりを取るか高域のうるささを取るかの選択で、広がり感を諦めていましたが、部屋のエージングが進んでいるのか?
高域のうるささが気ならない。
もしかすると、ツイーターの違いかもしれませんが、何はともあれ良い方向になっていることは事実です。

現在進行形で音が少しづつ良くなってきているメインとお部屋のお話でした。



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FURUTEさん

コメントありがとうございます。
遠路、オーディオ談義、食事、オーディオルームへの訪問と楽しめたでしょうか?
FURUTECさんも和賀に訪問されたのは、岩田さん同様にずいぶん前だったように記憶をしています。

部屋をねじ伏せたと重め言葉を頂き、感謝しています。
僕も、ソフトに寄り低音の調整は必須と考えています。
僕は、原音再生では無くてオーディオの音が好きなようです。
また、遊びに行かせてください。

ハイエンド 

二日間、大変お世話になりました。
まさにハイエンドの音でした。スキャンをあれだけ使えば当然!と思われますが、あの部屋をいよいよねじ伏せた感がありました。それにしてもアナログレコードのディスプレイ兼ラックの対策は素晴らしいアイデアですね。
個人的には低音再生はソフトによって微調整が必要だと思っています。そして「kenbe」さんは積極的に表に出て色んな方のシステムを聴いたり、膨大な自作スピーカーを作り続けているからだと思います。

 

アールefuさん


12年近く経っていたのですね。
2007年まで、ミッドバスの処理が上手くいかずに苦しみました。
それから、本格的なルームチューンが進んでいきました。
反射を利用した拡散といた振動による低音の吸音と限られた超高気密の部屋との戦いでなんとか聞ける状態が2007年以降になります。
岩田さんが訪れたときは、板の反射を主にしていた時期だと思います。
最近では、壁全面の板の反射は煩くなるような気がして
左右の壁に雑味(レコードやCDを持たせたので、ABの中間的な感じになったのだと思います。
根はバリバリのA型人間だと思います。(笑)

部屋の音響 

部屋は大きく変わっていると思います。

僕が前回お邪魔したのは2011年の11月5日で、
もう11年以上前でした。
ブログを振り返ってみると「吃驚した」と同じような書き出しで始まっています。
前回は音の密度が高くて、直接音よりも間接音の方が多い印象でした。
今回の「吃驚」は前回の音とまるで違うことに驚いての『吃驚』です。
部屋のエージングは随分進んでいると思います。

ここからは自論ですが、音の好みは2通りあって
マルチ・オンマイク録音など、もともと音場のない音源に音場を部屋の中で作って楽しむAタイプと
音源の音場データを正確に再生するために、部屋の中では音を作らず、直接音の音場を楽しむBタイプです。

前回聴いたときは、完全Aタイプでしたが、今回はかなり中間に変わっていました。

自分の音の好みがはっきりしている人はAタイプの部屋が良く
色々な音源の製作意図を楽しみたい人はBタイプの部屋が良いと思います。
僕は完全Bタイプです。
いづれにしても部屋と自分のタイプが合致していればハッピーで、そうでなければ悩みが多くなりますね。