BHBSの構造 その他

FBの8cmクラブでの事ですが、BHBSの動作が不明の行がありました。
説明をしようとすると既に丁寧な的を得た説明がフルレンジさんからされていました。感謝!感謝♪
前にも同じ事を書いていますが、BHの開口部を塞ぐ事は、誰しもBH愛好家なら行っていると思います。
僕の場合は、BHの容積をいかに小さくするかとの実験を繰り返している時期がありました。
これは、現在でも続いています。
原理主義者の方から見たら、到底、受け入れがたい所業に写る行為だったと思います。
通説になっているBHのエクスポネンシャルカーブとは似ても似つかない、独自のホーンカーブを描き具現化・・・・とんでもないブミー
BHではとても聞けた物ではありませんでした。
ブーミーなら、ホーン開口部を塞いで音圧を下げる効果が望めますが、ただ、板きれで塞いでも効果は薄く、試しにダクトを付けたら光が見えました。
それから、百単位での箱の製作が始まりました。
元々いい加減な性分なので、こんな物で良いだろの考えがゴミを大量に出していましたが、何事も数打てば当たる。
お陰様で、大当たりしてスピーカーコンテストでこの方式で2度連続でグランプリを受賞しました。
一つの箱で2つの動作への疑問。
本来は、机上の上で考えずに、まずは実験を回して確認する作業が先になる考えを持っています。
長岡先生の言葉では無いですが、まずは飛べ・・・・・落ちてもそれなりの結果は残りますので名言だと思います。
何事もやってみなければ分からない。
食わず嫌いでおいしい物を逃した事が何度あったか?
疑問に思ったら、ブログに漫画図を載せてあるので作って音の確認をすれば良いと思いますと、自分の行動による考えです。
同じような事をフルレンジさんもお書きになっていました。
BHBSの動作
ダブルバスレフの第一室から伸びるダクトにホーンが付いた状態が近いと思います。
ただし、ダクトの動作よりBHの動作が強くなる傾向があります。
そのときに、フロントホーン並の腰高の兆ブーミーな低音が得られれば半分は成功したと考えられます。
第2室内は、腰高の低音で満載です。
ここままでは、到底聞ける状態ではありません。
そこで、第2室(BHのホーン開口部)にダクトを取り付けますが、太さ、長さが大きければ良いというわけではありません。
実ユニットの8割が目安となりますので、スロートの面積が基準となります。
ここからが、ダクトの調整のスタートなります。
各種、塩ビ管を利用して良いところが出るまで作業を行いますが、長時間の作業は厳禁です。
耳が麻痺してきますので、休息時間を設けながら行います。
ですから、数日、数週間も放置しているケースもあります。
ダクト以外にも、箱のエージングが済まないと後日、音が変わることがあります。
吸音材の使用も本人の好みのままです。
吸音材もインスペレーション的に行う方が良さそうです。
何回か耳をリセットしながら、調整すると良いと思います。
この動作を何百回と続けた経験値で、最近ではユニットの音を聴いてだけで料理で言うところのレシピが思い浮かぶようになりました。
いい加減な性格が作る箱は、自己の感覚に寄って作り出している世界でたった一つの箱です。
これが、自作スピーカーの楽しみかたの一つですね。
FR03Eの箱

昨日のKさんの持ち込まれた共鳴管の箱と僕の箱と比べたら、音圧がKさん箱の方が2~3dBほど高い。
考えられるのは、リアの音が前面の音と合わさったためだと思います。
この現象を忌み嫌う方もいらっしゃいますが、BHでも同じ現象からか非常に能率の高い音になっています。
能率が高いと反応も良いように感覚的は聞こえてきます。
今まで、ダクトから漏れ出す中高音の排除に苦労をしていましたが、逆に漏れ出した方が聴いていて気持ちが良いですね。
事実、ひでこんさんのところにお持ちした箱はフロントダクトでリアダクトより、中高音の漏れは多い。
しかし、ソフトにも寄りますが、ジャズ系では断然!フロントダクトに軍配が上がりました。
好みにも寄りますが、BH派はフロントダクトが良さそうです。
図面は、ひでこんさんのお宅に居候をしている箱の漫画図になります。
参考にするなら自己責任でお願いします。
ただ、角度制限があるいので工作精度がある程度出来ないと厳しいかもしれませんね。
斜めカットの部分を、パテで埋めて角度だけとる方法もあります。

こちらは、作り易く直管仕様ですが、多少の吸音材を使用しなければならないですね。
吸音材は万能薬ではないので、使用加減に注意が必要な必要悪になります。
共鳴を利用する箱で設計の悪い箱ほど、吸音材に頼ることになります。
最も、僕みたいに細かいことは言わない性格、原理主義者とは真逆な考えの人間はいい加減なので自分が納得できれば何でもありです。(笑)
残された短いオーディオ人生を満喫します。