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自作スピーカーの楽しみ方・・・・実験を回す

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また、誰かさんにネタの無いときの富士山?かと言われそうですね。
週間予報では天気は悪かったのですが、今朝は晴天、この時期では珍しく富士山が見えています。
オーディオルームは3Fなので、北側の窓から富士山が見えますが、普段は気にもとめていません。
電線が無ければ良いのですが、地中化など生きている内は実施されないでしょう。
むしろ、永遠にされないでしょう。 マイ電柱?と思い我慢します。
私ごとですが、案の定、体重が1kgの増加をしていました。(大涙)


昨日は、西伊豆から帰宅次第裏の工作室に閉じこもろうと考えていましたが、テレビを見ながら突然の睡魔に襲われ気がついたら16時近くなっていました。(汗)
本日の訪問予定のmyuさんからのメールで、襲撃日時の順延の依頼があり、音の調整に時間が掛かるとの事で、音の調整が済んだら連絡を頂くことにしました。

そんなことで、今日はやることが無い・・・・・では、小屋に籠もるしか有りませんね。(笑)

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昨日の夕食後、板に簡単な加工をして箱の枠になる部分を圧着していました。
赤丸の部分が、寸法を間違えたので穴を一度塞いで開け直した後です。
美しくないですね。
それに、横着をして穴のサイズを65Φもあれば十分なのに、ユニット開口部と同じにしています。
端材で製作している実験箱なので、どうでも良さそうな案件ですが、気になって仕方が無い。
そこで、ダクト用の穴を塞いで敷き直すことにしました。

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ダクトの部分は穴を塞ぎ、新規の穴を開けて仕切り直しをすれば良さそうです。
問題は、その後のことです。
2枚重ねのフロントバッフルを3枚重ねにしなければ収まりが付かない・・・・・ユニット側の穴も開け直さないと音的に問題が出そうです。
一から作る方が楽な気もしますが、ここは自作スピーカー=工作を楽しむことにします。
さて、穴塞ぎ用の円形の板を追加で4枚切断加工しなければ・・・・・面倒と言えば面倒ですね。(汗)

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前の記事に載せた漫画図の一部を直した図です。
自作スピーカーの愉しみ方として、妄想やひらめいたアイディアを具現化して音の確認をする作業があります。
30年位前には、経験不足や理論一辺倒で失敗する率が多かったですが、最近では失敗は成功のなんとかで、修正の聞く程度の失敗で収まっています。
今回は、直管での実験を考えています。
さて、どんな仕上がりになるのか?
最終的には、ダクトで調整するので大きな失敗はないと確認はしていますが・・・・(汗)



余談

20年以上前に、Stereo誌主催の自作スピーカーコンテストを長岡先生の方舟で開催されていた頃に、BHBS(BHの開口部にダクトを設ける)を披露したことから、何人の方から興味を持たれました。
その中の何人の方々から、BHBSの計算式は無いですかの問いを頂いたことがありましたが、特にありませんと答えていました。

実は、僕も製作が楽になるように計算式を考えていましたが、シングルバスレフ、ダブルバスレフなどの計算式を参考に数字を入れはじめた事を何回しましたが、入れる数字に疑問点が多く推定、仮の数字に置き換えたりとしましたが、どうにもこうにも的を得た式は出来ませんでした。
それから、考え方を変えてアイテムとして解釈、面倒な計算式を求めることを諦めています。(汗)

本当は、BHの設計が成功していればBHBSなどという調整アイテムは発生していなかったと思います。

BHだけでも数え切れないほど製作をしていますが、一度たりとも納得のいく箱の製作はありませんでした。
当初は、長岡先生設計の箱のコピーから始まり、横幅を変えたりと色々と改造も繰り返しましたが、結局、自分お好みに合ったのはスワンとD100位でしたが、D100は指定ユニットを12cmから10cmに変えて好みの音にしていた。
スワンも自分なりに箱の部分を10cm程大きくして改造をしていましたが、部屋が変わってからお払い箱になっています。
BHの設計研究、実験を詰めれば良かったのですが、能力不足で断念しています。
ある意味での負け犬で、尻尾を巻いて逃げている状態です。

大失敗作のBHの救済処置で試したのが、BH開口部にダクトを設けたことから始まっています。
BHBSとは、インシュレーターや吸音材などと同様に、出来の悪い箱の救済処置用のアイテムと解釈するようになりました。
吸音材もインシュレーターもいちいち計算式を付けていないと思いますが、複雑な計算式も付ける気になれば付けることは可能なのかと思いますが、本末転倒になりますね。
音の微調整のたびに計算式などつけていたら、日が暮れますね。
それより、量を変えたっり品を変えたりして複数人で確認していった方が効率が良いように思っています。
BHBSも同様に、設計の段階で失敗をしているBHの音質調整のアイテムと考えると出た音の印象になります。
理論もヘチマもありません。
目の前で救済された音が出ています。
その後の微調整は、ダクトの微調整を繰り返しながら在来の手法を用いると良いと思います。
ただし、全てダクトの効果で救済できるわけでは無くて、どうしても納得が出来なければ箱の作り直しになります。
箱鳴りなど共鳴以外の共振の対策も入って来ますので、面倒は面倒ですが、僕の場合は対策は、天板とフロントバッフルの対策だけで済ませています。
全ての共振を取り除く事は諦めています。

BHBSは、BH用のアイテムと考えるとすっきりしますね。


☆このアイテムの効果は、フィルター効果とバスレフ効果も望め、空気バネの影響か中域の密度感の向上も得られています。
見た目は、単なるシングルバスレフにしか見えないので、田中伊佐資さんも見た目と出てきた音の違いに驚いていました。
この行は、2023年Stereo誌3月号のP6で記載をされています。

音に興味のある方は、数に限りがありますがお貸しします。

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ひでこんさん

電線に限らず法律も自治会も、昭和初期の風習をそのまま続けているように感じてならないですね。

 

jtさん

コメントありがとうございます。
本当に部屋の特性が、厄介ですね。
昔、無響室での測定記事を思い出したので、再記事で毛際しています。
やはり、BHBSのダクトをアイテムで使用すると部屋の特性にも対応が出来そうですね。

 

日本の電柱は本当に酷いですね。私が駐在した、シンガポール、ピッツバーグ、マンチェスター、いずれもそんな無粋なものはありませんでした。まだまだインフラ後進国です。

 

部屋など環境で変わってしまうので、計算通りに鳴らすのって難しいだろうなと、kenbeさんのように沢山作ってるわけではないですが経験上思います。

そこでBHBSの最終調整がとても有難い。めちゃくちゃ助かっています。

 

muukuさん


我が家のためになんて間違ってもやってくれないでしょう。
それにしても、邪魔な電線です。

 

電線地中化はコストが掛かるので観光地やそのコストを負担しても景観を優先する場合だけでしょう。地質にもよるのでしょうが地中化50mに1台ベンツが埋まってる(比喩ですよ^^;)と聞いたことがあります。
などと毎度本筋とは全く関係ない話ですみません。