FE168NS専用箱はBH?

只今、出張中なので写真は使いまわしです。
写真は、BHBSのダクトのなる部分ですが、今までのダクトの面積からすると考えられないくらいの面積のダクトになっています。
ダクト面積は、15cm×22cm=330c㎡
ユニット面積は、6.4cm×6.4cm×3.14=約129c㎡
面積比で約2.6倍近くあります。
通常のBHなら口径の面積の0.8~1.2倍程度で推移していますので、この面積ではダクトと言うより少し狭くなったBHの音道になりますね。
なぜ、こんな大きな面積のダクトにしたのか疑問を持たれると思います。
答えは単純で、低域の比較的高い帯域【80Hz~100Hz】付近の量感を増やすためにダクトの面積を極端に大きくしました。
FEでは、108solのBHBSもダクト面積を大きくしていました。
振動板面積の約2倍近くまで面積を増やしていました。
FEは特性上、通常のBHで製作をするとミッド、ミッドハイの音圧が高く線の細い音になりがちでした。
そのために部屋のキャパ不足で音量も大きくすると煩く聴こえてしまい、本来の美味しいところの低域の量感まで出すのが厳しかった。
BHBSも同様なケースがあり、マークオーディオの大人しいユニットを好んで使用していました。
そこで、バランス的にバスからミッドバスの音圧を上げる必要があるため、スワン風にすると超ブーミーなるのでさじ加減が難しいところです。
個人的な見解ですが、部屋が広くなくても、部屋全体が振動する場合や超デッドの場合は、特に何もしなくてもFEを生かし切れるかと推測しています。
現在、最大の15cmの高さにしていますが、20cm位まで高さが可変出来ても良かったのかと思います。
BHから実験を兼ねて変則的に生まれたBHBSですが、音道短く広がり率が大きい場合はダブルバスレフ?通常の音道の広がりより少し広がり率が大きくて開口部の面積が小さくなったBHBSは、BH?に近い。
どちらの方向に向いても良いと思いますが、楽器の音色を求めるならダクトの調整だけでは無理な話で、箱の容積から追わないと厳しいかもしれません。
故に、1つのユニットに対して酷い時には5種類くらいの試作箱を作ることもありました。
それなら、本に書いてある図面をパクれば良いと思いますが、その辺のことは大昔に実施して卒業する前に落第、退学になっています。
原音追求なら、位相干渉の多い共鳴式で無くて密閉のマルチがお勧めですが、これはこれで、部屋込みの調整なるので奥が深い。
やっぱり、自作で楽しいのはBH系の製作ですので、メインはマルチですが、自作は永遠にゴールの無い共鳴式になると思います。
コメント投稿
生きのいい低音
kenbe様
御返事ありがとうございます。
BHBSが生まれた状況って偶然というか妥協の産物だったのですか!面白いですね。
私もBHBSをいろいろ作ってみてその生きのいい低音に魅了されました。
もっともっとBHBSを楽しんで(迷って?)行きたいと思います。
御返事ありがとうございます。
BHBSが生まれた状況って偶然というか妥協の産物だったのですか!面白いですね。
私もBHBSをいろいろ作ってみてその生きのいい低音に魅了されました。
もっともっとBHBSを楽しんで(迷って?)行きたいと思います。
共鳴利用は、妥協の産物?
まっちゃん様
コメントありがとうございます。
>ホーンの影響か共振周波数がDBの計算とはずれる傾向
BHBSの動作は、基本的にはBH動作に近いのですが、音道の短いタイプはダブルバスレフに近いインピーダンス動作もしているようです。
低域の量感過多のBHの改善のために開口部を塞ぐ作業からの発展から得られた恩恵みたいな感じです。
BHとしてみても空気室の容積、音道の長さ、広がり率、ホーン最終開口部の面積、形状等様々なパーターンがあり、そこにダクトの長さ、サイズ、形状(テーパーやプラスホーンなど)が加えられますので、同じサイズの箱でいくつものパターンのBHBSが可能です。
自作ならではの面白味もありますが、どうしてもBH特有の位相の影響で大きなデップが発生します。
F特重視ならウーファーを使用した2way,3wayをお勧めします。
健闘をお祈りします。
コメントありがとうございます。
>ホーンの影響か共振周波数がDBの計算とはずれる傾向
BHBSの動作は、基本的にはBH動作に近いのですが、音道の短いタイプはダブルバスレフに近いインピーダンス動作もしているようです。
低域の量感過多のBHの改善のために開口部を塞ぐ作業からの発展から得られた恩恵みたいな感じです。
BHとしてみても空気室の容積、音道の長さ、広がり率、ホーン最終開口部の面積、形状等様々なパーターンがあり、そこにダクトの長さ、サイズ、形状(テーパーやプラスホーンなど)が加えられますので、同じサイズの箱でいくつものパターンのBHBSが可能です。
自作ならではの面白味もありますが、どうしてもBH特有の位相の影響で大きなデップが発生します。
F特重視ならウーファーを使用した2way,3wayをお勧めします。
健闘をお祈りします。
BHBS迷路
はじめましてkenbe様。
私も石田式BHBSを制作しています。
大山さんのキットを2個、自分設計のを9個です。
ダブルバスレフのような動作をしているようですが、
ホーンの影響か共振周波数がDBの計算とはずれる傾向になるようですね。
で、私は迷路の真っ只中にいます・・・・。
私も石田式BHBSを制作しています。
大山さんのキットを2個、自分設計のを9個です。
ダブルバスレフのような動作をしているようですが、
ホーンの影響か共振周波数がDBの計算とはずれる傾向になるようですね。
で、私は迷路の真っ只中にいます・・・・。