FE168NS・・・・いい加減なF特

写真のF特は、大変いい加減な測定方法で測定したものです。
使用マイクの補正もせず、マイク位置もBGM的に聴いている時の状態で、PCの前に置いています。
音源は、測定用の音源ではなくて、いつも聴いているソフトを約40分リアルタイムでピークを測定した結果です。
赤い線が、40分間のソフトの各帯域のピークを表しています。
いい加減な測定ですが、実際に聴いているソフトの帯域の確認にはなります。
いい加減と言えば、まともに機材を揃えたところで正確なF特は僕の技術では永遠に無理でしょう。
もっとも、部屋の影響を受けないと言われている無響室でも、一時反射は測定で確認できている現状を考慮すると自室のF特など部屋の影響が大です。
元のシステムがフラットと仮定しても、マイクに音波が当たった時点でいい加減な数値になると推測しています。
いい加減ついでにいい加減な僕の耳での確認ですが、30Hz付近から耳で追うことは可能でしたが、逆に高域は15kを過ぎると聞き分けが厳しくなってきます。
ほとんど、聞こえなく15kも怪しい物でプラシーボで聞こえたような気になっています。(大汗)
今回の箱は、お気に入りの一つになっている理由が、グラフ上でも確認できました。
65Hz付近の音圧が高く、音を籠もらせるミッドバスから中域に掛けての音圧が押さえられている。
音楽が楽しくなる8k付近の音圧が高いのも功を奏しているようです。
過去に見る音に嵌まったことがあり、実に楽しくない音作りを経験したことがありました。
個人的には、電気的な調整を駆使してF特をフラットにすることは可能でしたが、精気の無いつまらない音に絶望をした記憶がありました。
それから、見る音作りは止めて、安易に測定はしないようになりました。
12日に近隣のオーディオマニアの方々と飲む機会がありました。
そのときに、某音響のプロ方も同席をした時にオーディオ談義をしたのですが、音楽を聴くには楽しくなければいけないと意見が大いに一致していました。
気持ちの良い音が出ても音を見ないのが幸せかもしれませんが、恐い物見たさで今回もいい加減なF特を取ってしまった。
いいところが出た時の測定は昔からやっていましたので、今更なんだですね。
しかし、低域のディップは楽器の音が変わりますので、耳でも比較的に落ち込んでいる帯域が分かり易いですね。
何事も、深く考えずに楽しめれば幸いですね。