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今更ですが、部屋の影響

縁あって、ある方に15cm級の石田式BHBSを差し上げていました。
厳密には、送料をいただいたので安価で譲ったと言った方が正解になります。
この箱は、以前に神鍋高原の民宿陽喜さんで開催されたオフ会に持参して鳴らした経緯があり、量感豊かな低音を披露していました。
そのある方が、MAOP11を仕入れるとの連絡をいただき、西伊豆の倉庫にあった箱を差し上げることにして、ご自宅に持参していました。

メールをいただき、10分ほどの試聴した結果、低音が不足している旨の連絡をいただきました。
低音の量感は、数秒も聴けば分かります。
ここで、環境の違い、部屋の違いが低音に大きく作用していることが、今更ですが思い知らされる結果になる。
原因は、色々と考えられます。
定在波による位相反転での打ち消しあい、部屋の強度不足で壁や天井が板振動して低音を吸収、若しくはミッドバス帯域でのブーミングによる低域のマスキング、キャパが極端に大きいため、壁反射による低音の増加が得られない等が考えられます。
BHでこの症状が出たら、お手上げ状態です。
しかし、BHBSではダクト系の大きな物に交換するか、それでも不十分なら反対側の面(表、裏)に設けて、量感を増やす方法があります。

単純に共鳴帯域を移動させて位相反転によるディップ帯域をずらして量感を増やす、または、開口部の面積が増えるので限りなくBHに近づくため、低域過多状態に作られているBHの特性を利用するなど考えられます。
部屋の特性が、影響している場合は、試して見ないと分からないので、トライ&エラーに徹するしかありません。
効果が出ない場合は、箱の作り直しです。

お邪魔したときにスワンの低音が比較的に量感が豊かだったので、対策としては日本家屋独特の部屋の特性が考えられる。
スワンは、機密製の高いお部屋では低音が飽和して聴くに堪えない音に変貌します。
この辺の傾向がヒントになっていますので、作り直す箱の予想は安易に出来ますが、あくまでも低音の量感の対策のみ、低音のびや質などを考慮すると、一ひねり加えないと難しい。
ただ、低音が出ていて解像度も良い感じとするならばドンシャリ系に特化した箱にすれば良いのですが、これはこれで、後の調整を難しくする。

自作で面白いことは、部屋の特性に合わせた音作りが出来ることです。
市販品では、スピーカー本体の改造は、素人では無理でありバランスを崩す結果になりかねないのでNGです。
となると、ルームチューングッズの導入やセッティング、機器類の交換やケーブルの交換などお金の掛かる方向に向かってしまう。
個人的には、無用な物を高額で仕入れることは否定しません。
日本経済の波及に貢献できますので、大賛成です。

しかし、僕は箱(板材関係)とユニットだけに止めます。





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なるほど。なかなか難しいですね。
一見低音が多めに思える設計でも部屋によってはうまくいく場合もあるということか。
最近作った8cm用BHBSはもともと83sol用BHBSをベースに作りましたが、W3-881SJFでバランスがとれてます。で、83solに交換してみると、低音がスカスカに聞こえてしまいました。
これから作るBHBSは、一回りダクトを大きくするか迷いどころです。

 

N.Hさん

偶然の産物的に良い物が出来るので面白いです。
シングルバスレフのように、ピンポイントの共鳴を利用するのならば計算で狭い範囲の周波数を持ち上げられますが、BHBSもBHと同様に広範囲の帯域の低域を持ち上げることが可能です。そこが、計算では表せない部分であり、解明も不可能な部分でもあります。全てが計算で出来る時代になってきていますが、未だに高級楽器の増産は出来ていないように思えますので、一種の職人技に近いのかな推測しています。結果オーライを追求してください。