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フレームの塗装

CIMG6031.jpg

写真のユニットを、ご存じの方は僕と同年代から上の方になるでしょう。
FOSTEXさんの SLE20W、1972年と1976年の販売がありました。
いずれもアルニコマグネットを使用したエッジレスウーファーです。
10年後?にフェライトマグネットを使用したSLE24Wもありますが、SLE20Wの方が評判は良かったように記憶しています。
縁があって4本所有しています。
経年はしていますが、某会社のデッドストックされていたもので、未使用品です。
本来ならセンターキャタップにSLEの刻印が施されていますが、社用品だったためか刻印はありません。
フレームもアイアンブラックで塗装されいますが、当初はアルミダイキャストの無塗装のままだった物を僕が塗りました。
当初、塗装をしようか迷いましたが、他のもので試し塗りをしたところ、質感のある塗装に仕上がり意を決して塗装に踏み切りました。

CIMG6029.jpg

塗料は、タナーアイアンペイントのアイアンブラックを使用。

CIMG6019.jpg

まずは、マスキングしてから塗装を始めます。
アルミ削り出しの状態のシルバーの色が、確認できるかと思います。
フレーム部分を刷毛で、叩くように塗り込んで3時間ほど放置します。

CIMG6026.jpg

当初、マスキングテープと塗装の皮膜を切り離す作業をしなかったら、マスキングテープを剥がすと塗料まで一緒に剥がれてしまった。
この塗料は、パックのような膜を作りますので要注意ですが、質感は素晴らしいですね。






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マイクロ・トレーダーさん

当時、憧れのユニットでしたが、手が出ませんでした。
最近は、ダンパーレスのユニットもありますが、僕はこちらのエッジレスの方が、経年劣化に強く安心感もあります。
エッジレス部分が、息抜き程度の隙間になっていますが、逆相の音漏れはなさそうです。

スペック
方式 コーン型ウーファーユニット
口径 20cm
インピーダンス 8Ω、16Ω
周波数特性 fo~5kHz
fo 27Hz
出力音圧レベル 90dB/W/m
入力 100W(Music)
磁束密度 9,500Gauss
推奨クロスオーバー周波数 3kHz以下
mo 28g
Qo 0.35
マグネット重量 630(ALNICO)
重量 3.6kg

fo27Hzが俄に信じがたい。
いずれ、W使用で製作を考えています。

 

確かにエッジレスウーファー「フォステックス SLE20W」というのがありましたね。実物を見たことはないが、雑誌では見たことがあります。そこで手持ちの古い雑誌を物色してみると…、「長岡鉄男氏によるASW形式のサブウーファー」の記事があって、その中で推奨ユニットの一つとして挙げられていました。当時の価格は\25,000-。キリッとした鯉のぼりの目玉がこちらを睨んでいるようなかっこいいユニットだなと思っていましたが、今見てもその印象は変わりません。SLEって、何か意味があるのかな?