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Fostex製エッジレスウーファー SLE-20Wの底力

CIMG369587.jpg

昨晩、音質調整に挑んでいましたが、良い意味で音が纏まらない状態で3時間ほど遊んでいました。
纏まらない理由は、2本使いのFostex製エッジレスウーファーのSLE-20Wの低音再生能力に振り回されていました。

実は、このウーファーは高校生(45年前)だった頃、近所のオーディオショップでキットの箱に組んだものを、試聴したことがありました。
当時、親の脛を囓りパイオニアのCS810(30cm3way)を所有していましたが、この20cmに低音再生では軽く負けていたことを記憶しています。
当時、1本あたり23,000円?位していたと思います。
高校生の経済力ではとても買える代物でなく憧れのユニットになっていました。
購入が可能な年頃には、製造中止になっていたので断念していました。
少し前に、ヤフオクで見かけましたが、使用感が強い物だったので見送っていました。
今回は、未使用品で長い眠りから目覚めたばかりです。

カタログ数値は伊達では無くて、20cmとしたら低い方も良く出ているし量感も申し分ない。
ここ十数年の同社のウーファーは何だった?とても同じ会社の製品と思うことが出来ないくらいでした。
箱の方式はバスレフで、ポートのチューニングは40Hz付近にしていました。
しかし、そのポートも塞いで密閉にしても、出過ぎ状態。

音圧も90dBをパラレルで2本使いなので、ミッドやツイーターが霞む。
1回目の試聴は何だったのか?配線ミスをしてSLE-20Wが、まともに鳴っていなかったと考えられる。
今後は、8Ωに戻して試すつもりでいます。
エッジレスウーファーは、構造的にfoが低く出来ると言われていますが、ここまで密閉で下が出るとは嬉しい限りです。

諸元
sle20w.jpg

常識外れの高額な16cmのアルニコが発売になるようですが、推測では同じアルニコでも使用量とエッジレスの違いで音の傾向は違うのでは?と感じています。
ダンパーレスとエッジレス・・・・・・どちらが耐用年数が長いのか?
興味は、尽きないですね。

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ツトムさん

コメントをありがとうございます。
ご忠告、既に遅く・・・・・昨晩、暫定的にあり合わせのネットワークを使用して音出しをしていました。
想像していた音との相違で、早朝よりネットワークを変更しています。
今回は、アッテネーターを使用しないで野調整なので時間が掛かりそうです。

 

何十年もお眠りのユニットは、かなり鳴ら仕込みが必要です。調整はその後にしないと、変化が激しいです。暫定できめてしばらく使う方法かと。

 

マイクロ・トレーダーさん

GZ1001、GZ1002のリボン使用は、当時、リボンスピーカーが流行っていたので、憶測ですが他社との差別化で導入したのかもしれませんね。

来週から、本業での長期出張に成りそうです。(汗)
どこまで出来るか?
今週末に、ネットワークを各箱に組み込むつもりでいます。

 

myuさん

メインと比べながら作っているためか?
中高域が、同じ傾向の音になりそうです。
これでは、面白くないので、もう少し悩みます。

サブウーファーが増えると、迫力がより出ると予想されます。
襲撃をしたいですので、完成したら教えください。

 

ほとんど忘れかけていましたが…、「GZ1001」「GZ1002」という機種が存在していたんですね。

>リボン系のミッドを搭載した理由が、今ひとつ理解できない

正論で言えば、ご指摘のとおりですが…、「GZ1001」「GZ1002」の佇まいは、初々しく、微笑ましくも感じます。

「SLE20W」から高音質を引き出す試みは、シベリアのマンモス再生のプロジェクトようでワクワクします!

SLE-20W 

SLE-20Wの低音再生力は期待以上のようで、音決めも楽しみながらできそうですね。

私は今秋からAccutonのAS250用のエンクロージャーの製作を始めました。工作のプロセスを楽しみながらやっています。

 

マイクロ・トレーダーさん

GZ1001に組み込まれていたようですね。
SLE34W、SLE24Wはいずれも、フェライトに変更された機種になり、SLE24Wは評判が悪くなったようです。
単純に倍の重さのフェライトを取り付ければ磁力が同じになるので、素人考えでは変わらないような気がします。

リボン系のミッドを搭載した理由が、今ひとつ理解できないです。

ネットワークの組み方で音が変わるので、もう少し、苦しんで見ます。

 

ご指摘の「SLE20Wの低音再生能力」を、補足する話ではないですが…。

手元にある当時の(広告)資料を見ると、「SLE34W」「SLE24W」と並んで、「FS41RP」「FS21RP」「FT7RP」が紹介されています。これらは「プリンテッドリボン方式全面駆動形スピーカーユニット」という長ったらしい命名がされています。

写真の様子からすると…、「FT7RP + FS41RP + SLE34W」の3way、「FS21RP + SLE24W」の2way を組むように(メーカーとして)推奨しているようにも見受けられます。とは言っても、そう明示されているわけではないので、これは私の早合点かもしれません。

「SLEシリーズ」も「FSシリーズ」も、ロングセラーにはならなかったように記憶しています。当時は一大自作ブームでしたが、いくつかの理由でそれに乗り切れなかったユニットなのかもしれません。ただし、「FT7RP」だけは長く残っていたように思います。

「SLE20W」が高性能だとすると…、他のユニットはどうだったのか、気になるところではあります。