バックロード・バスレフ 【低音過多へのアプローチ】

失敗は成功の何とかではないですが、ウーファー用に製作したバックロード・バスレフでしたが、予想に反して超低域の過多になってしまいウーファーでの音の調整は不可能となり、マークオーディオのフルレンジに変えたのが週初めでした。
出張から帰ってきて試聴すると、またもや低域の過多です。
経験で、そんな傾向になると予想はしていましたが、予想通りになるとは・・・・参りました。
そこで、低域の改善をすることにしました。
低音の量感を減らす方法は、開口部のポートの面積を小さくすれば量感は減ります。
しかし、変に下の方向に伸びるのも良くない。
ウーファーの中音の充実を狙い空気室を大きくしていたので、空気室の容積調整を兼ねてスロートを加えることにしました。
低域の量感を減らす方法の一つにスロートの面積を減らす方法があります。
現状のスロートの面積は、横幅18cm×縦4cmありますので縦を3cmに狭めて既存のスロートの手前に新規のスロートを設けることにしました。
そして、もう一つの量感を減らす方法は、吸音材を空気室に入れることです。
吸音材は、空気室の容積調整と無駄な音を吸音してくれますので、必要悪と考え好んで使用しています。
ユニット後方から出る中高音の一時反射が押さえられてしまうので、元気がなくなるような気がしますので勇気がいると言えば言えます。
☆現状は、漫画図と違い高さ165mmで5cmに開けた開口部を塞ぐように設置しています。
漫画図は、新規で製作するときの寸法です。

二つに切断された板を、空気室の中で貼り合わせてセットしますが、実際の横幅より少し寸法を。小さくしています。
小さくしないと摩擦で、箱の内部に収まらなくなります。
隙間は、どうする?と言われそうですが、ボンドと吸音材で誤魔化します。

隙間は、1mmあるかどうかですので、ボンドを流し込んで吸音材で蓋をして完了です。
ボンドの奥には、木製パテで塞いでいます。
結果は、狙い道理になりました。
明日は、出来が良いので塗装でもしようかと考えています。
時間があればベースも製作するかも知れません。