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YAMNAHA PC2002 PA用パワーアンプの電源スイッチ修理?

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写真のアンプは、YAMAHA製のPA用パワーアンプ PC2002になります。
1992年当時、定価25万円でした。
DF350以上は、当時としたらモンスター級です。
このアンプは、超低域の再生のサブウーファー用のアンプで使用しますが、電源スイッチが入ったら戻らなくなり外付けスイッチで対応をしていました。
音にも良くないし扱いづらいので、ダメ元でスイッチの修理をする事にしました。
職業柄、建設機械の整備士免許を持っていますので、畑違いですが機械的な動作が全く分からないわけでもないです。(汗)

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フロントパネルと電源スイッチが一体となっていたので、フロントパネルを外すことから始めました。
スイッチ部分は、フロントパネルに内部で固定されていたので、ネジを外してスイッチ単体をフリーとしました。
スイッチの動作に異常は無いようですので、スライド式の樹脂製のスイッチノブ?補助材?が、埃等で滑りが悪くなっていることが原因と分かりました。

原因が機械的な動作不良と分かれば、直すことは簡単です。
重機同様に、摩擦を少なくすれば動きは良くなるはずですので、パーツクリーナーで掃除をした上から潤滑剤をスプレーして動きを良くしました。
これだけでは、完全ではありません。
樹脂用のグリスを薄く塗り込んで完了です。

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修理完了。
電源スイッチの動きが回復しました。

これで、25cmウーファーを電気的にカットして25Hzから40Hzまで補う事が出来ます。
超低域の電気的な音作りは、アンプの馬力で決まりますので、音作りはベリンガーのローコストデジタルデバイダーで十分です。
25Hzを20dBほど持ち上げて40Hzまで6dBの減衰させて、40Hzのハイカットを48dBとして対応します。
通常は、休眠状態のサブウーファーになりますが、たまに入ってくる信号の時に大暴れしてくれますので、捨てがたい手法ですね。

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