高級オーディオシステムが先か?部屋が先か?

昨晩は、風呂から上がり早々に爆睡状態で目が覚めたのが、丑三つ時近く?
亡くなった母親の49日を過ぎるころなので、お別れに来たのかなと思いきや単純にトイレで目が覚めただけでした。
還暦を過ぎると徐々に体力が落ちているようです。
一時期は、スピーカーを作る気力が薄れて製作速度が落ちていた時も有りました。
最近、アンプとCDPを買い換えて金満家オーディオに成り下がったと陰の声がチラホラと聞こえては来ませんが、個人的に金満家オーディオに成り下がったかと思い込んでいる節もあります。
趣味のお金のかけ方は、個人差があると思います。
所得の差や子供への教育関係の出費などどうしようもないと思いますが、それでも、どうしても欲しいときには小遣いで長期ローンを組んで購入したこともありました。
オーディオへの情熱と考え方で、所得の何%を割けるかが、オーディオ投資の個人差になっていると思います。
高級車を止めて中古車にしてオーディオシステムをハイエンド機器で揃えることも可能かと思います。
当初は、ローコストなオーディオシステムが先に購入されて楽しんでいますが、その内にもう少し良い音への欲求で機器類のグレードアップに走る方と音の出口を弄り出す自作スピーカー派が発生するように考えています。
(自作アンプの方もいらっしゃいます。)
これは、僕のケースでが・・・・暫くすると機器類に目が行き、無理をしてグレードアップ化をして飽きます。
そして自作スピーカーの口径アップに繋がって行きますが、その時に音量にも変化が出てきました。
そこで、大変な事が発生して、ご近所さんに多大なる騒音公害をまき散らすことになりました。
持ち家同志なので、苦情は直接言われることはありませんでしたが、やんわりと外堀からチクチクと言われ始めると知らず知らずのに小音量派に成り下がりました。
これでは、音量がテレビの音量並みなのでラジカセでも良いと思い始める。
最近のラジカセでなくラジCDが正解ですが、性能はずいぶん良くなっています。
これでは、オーディオどころでは無いですね。
オーディオを諦めるか、先に進むか・・・・・・そこで考えたのが、完全遮音の部屋なら爆音も可能と・・・??
ここで初めて、高級オーディオのラインは消えました。
家の建て替えを考え始める。
人生の流れが丁度巧い具合に、家の建て替え時期にきていましたが、費用が高級オーディオの比では無い。
残りの人生を刺し違える覚悟で無いと家の建て替えなど不可能です。
覚悟が出来ていない侭、ステレオ誌主催の第1回自作スピーカーコンテストに応募して1次審査通過、当時は長岡先生の方舟が審査会場でした。
方舟は、言わずと知れた自作スピーカー派の聖地です。
心躍る気持ちを抑えて、当日、せんげん台の駅に降り立つと紙面で見た事のある方がチラホラと既にお見えになっていた事が昨日のように思い出されます。
そして部屋の中の広さに、圧倒されました。
審査が進んで自分の箱の音を出した瞬間は、今でも鮮明に覚えていますが、自室の音の違いに脳天に雷が落ちたような衝撃を受けました。
この経験が無かったら、オーディオ熱は中途半端で終わっていたと思います。
この経験をしてから、残りの人生を刺し違える覚悟で家の建て替えを決意して早や17年になります。
その気になると行動の早いのが僕の性格で工務店の方も驚いていました。
家も色々ですが、木道住宅での完全遮音は、ほぼ無理というかお金が掛かり過ぎます。
部屋の中に、もう一つ部屋を作るような物だと言われて坪単価も倍以上に跳ね上がり、それでも厳しいかとも言われました。
そうなると、地震を考慮して鉄筋コンクリート住宅にするのが手っ取り早い。
・・・・・・やはり、コストが木造住宅の予定金額の50%以上も跳ね上がる。
ここまで来たら、男の子です。・・・・・・この性格が禍をして現在に至っています。
費用は、金満家オーディオを20回以上も出来る金額でした。
ここで、本日の題の回答が出ました。
高級オーディオより、部屋が先です。
この部屋が、これからのオーディオライフに暗い影を落とすとは、この時には予想もしていませんでした。
遮音が功を奏して外部には音は漏れ出ることは無くなりましたが、部屋の中がとんでもないことになっていました。
この対応に、取材を兼ねたルームチューンなど実施しましたが、完全に対応が出来たわけでも無く、自己流で5年近く試行錯誤の連続でした。
ここで役に立ったのが、自作スピーカーを趣味としていたので工作技術が向上していたので、ルームチューン材を自作で済んだのは幸いでした。
トライ&エラーの連続で、幾ら散財したか・・・・?
ルームチューンの様子



天井、左右の壁の一部の写真ですが、スピーカーの後方の壁は斜めにしています。
高級オーディオを導入する前に部屋が先の意味が色々な面でおわかりと思います。
音は、二の次で物欲のみで嗜好品の意味合いならOKと思いますが、僕は純粋に好きな音を追求したい。
最近の金満家オーディオに成り下がった??のは、家の借金も残りわずかになったのと老後を考慮しての行動でした。
完全に年金生活に入ったら、このような所業はとても出来ないし、寿命という制限があるので楽しむ時間が短くなってしまいます。
性格的に、決めると決断が早く後先考えずに突っ走りますから、この度の散財になっています。
老後準備にある程度の散財は仕方が無いと考えての行動でしたが、ぼちぼち財布のひもを絞めないと老後破産の憂き目に遭いますので、もう暫くしたら自重を考えていますが・・・・・自己の欲求をどこまで抑えられるか?(大汗)
箱作りを1ヶ月で1ペアーに制限すれば散財は知れていますね。
いつものことですが、見直しをする気力を無くすほど、だらだらと長文になりました。
誤字脱字は、ご容赦して下さい。
コメント投稿
おおたんさん
実は、トランペットが部屋のどこかに転がっています。
その前は、ギターも転がっていたのですが、少し放置していたらネックが曲りゴミにしました。
どうも、飽きっぽい性格である程度出来るようになると興味が他に行くようです。
もっとも、少年頃を思い出してビートルズやかぐや姫のコピーをしていた時期がありましたが、自分の才能の無さに諦めの境地になり、放置状態になっていました。
和製の横笛が好きなので、練習用のフルートでも考えることがあるのですが、表面のくすんだトランペットになりそうで、二の足を踏んでいます。
カラオケに嵌まっていた時期もあり、テレビに繋いでその音をシステムから流して遊んでいた時期もありましたが、飽きて箱作りに戻っています。
試しに、トランペットを引っ張り出してみます。
実は、トランペットが部屋のどこかに転がっています。
その前は、ギターも転がっていたのですが、少し放置していたらネックが曲りゴミにしました。
どうも、飽きっぽい性格である程度出来るようになると興味が他に行くようです。
もっとも、少年頃を思い出してビートルズやかぐや姫のコピーをしていた時期がありましたが、自分の才能の無さに諦めの境地になり、放置状態になっていました。
和製の横笛が好きなので、練習用のフルートでも考えることがあるのですが、表面のくすんだトランペットになりそうで、二の足を踏んでいます。
カラオケに嵌まっていた時期もあり、テレビに繋いでその音をシステムから流して遊んでいた時期もありましたが、飽きて箱作りに戻っています。
試しに、トランペットを引っ張り出してみます。
Kenbeさん
何か楽器を始めてみてはいかがですか。
私はオーディオ自作趣味は音楽の趣味の一部分と思っています。
音楽の楽しみはいろんな側面があって、もちろん自分の好きなことを楽しくやっていれば良いのですが、一分野に集中しすぎると他が見えなくなるとバランス感覚を失って、楽しくなくなることがあります。
またこれは偏狭な考えにも陥りやすく、そういう同類仲間が集まり過ぎると人間関係も居心地悪くなりやすいのです。自分は主流だ、あいつは邪道だみたいな話が出るようになると危険です。
また偏狭な主義、パクリ、音楽ジャンルの偏見、誹謗中傷の根っこでもあるかもしれません。
オーディオはほんの小さな音楽趣味の一面に過ぎないことに気が付くと、新しい視野が開けて良いですよ~
何か楽器を始めてみてはいかがですか。
私はオーディオ自作趣味は音楽の趣味の一部分と思っています。
音楽の楽しみはいろんな側面があって、もちろん自分の好きなことを楽しくやっていれば良いのですが、一分野に集中しすぎると他が見えなくなるとバランス感覚を失って、楽しくなくなることがあります。
またこれは偏狭な考えにも陥りやすく、そういう同類仲間が集まり過ぎると人間関係も居心地悪くなりやすいのです。自分は主流だ、あいつは邪道だみたいな話が出るようになると危険です。
また偏狭な主義、パクリ、音楽ジャンルの偏見、誹謗中傷の根っこでもあるかもしれません。
オーディオはほんの小さな音楽趣味の一面に過ぎないことに気が付くと、新しい視野が開けて良いですよ~
アールefuさん
僕は、完全遮音を求めたので、モノコック構造の鉄筋コンクリート(現場打ち)住宅にしました。
故に、音が抜けない、吸音しない等で音にならなくて苦労しました。
割面ばかりではなくて、超低域の再生はモノコック構造は有利のようです。
高気密の部屋は、音が抜けないので難しい思います。
僕は、完全遮音を求めたので、モノコック構造の鉄筋コンクリート(現場打ち)住宅にしました。
故に、音が抜けない、吸音しない等で音にならなくて苦労しました。
割面ばかりではなくて、超低域の再生はモノコック構造は有利のようです。
高気密の部屋は、音が抜けないので難しい思います。
ツトムさん
>部屋こそ巨大なスピーカーBox
正しくその通りで、トライ&エラーの連続でした。
高域は少し弄るだけで解消されますが、低音は壁一面を動かすレベルでないと改善は出来ませんでした。
5年間は散財の連続でしたが、救いは工賃が自分持ちだったことです。
>部屋こそ巨大なスピーカーBox
正しくその通りで、トライ&エラーの連続でした。
高域は少し弄るだけで解消されますが、低音は壁一面を動かすレベルでないと改善は出来ませんでした。
5年間は散財の連続でしたが、救いは工賃が自分持ちだったことです。
私の場合はオーディオルームというよりも家そのものにお金を掛けました。
良い音がする(癖のない)家を探して住宅展示場をめぐりながら手を叩いては確認していました。もちろん耐久性・耐火性・耐震性をすべてクリアーした上でのことです。
それに、方舟でもALCを使っていたのも決め手になって、ヘーベルハウスにしました。
その頃の経験では、家の構造によって音は全く違い、音響的に問題のある住宅が多かったことを覚えています。
良い音がする(癖のない)家を探して住宅展示場をめぐりながら手を叩いては確認していました。もちろん耐久性・耐火性・耐震性をすべてクリアーした上でのことです。
それに、方舟でもALCを使っていたのも決め手になって、ヘーベルハウスにしました。
その頃の経験では、家の構造によって音は全く違い、音響的に問題のある住宅が多かったことを覚えています。