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ダクト調整

CIMG0903.jpg

時間経過とともに低音全体の量感が増えてきています。
低音過多は、中高音の解像度を落とす要因にもなりますので、低音の量感と質の改善が必要になります。
そこで、ダクトの口径を少し小さくすることにした。
写真は公称75φの塩ビ管のVUとVPですが、外径は同じ89φですが、内径はVUの方が大きくて塩ビ管の厚みも薄い。
内径はVUが83mm、VPが77mmと5mm程、サイズダウンになります。
バスレフ向きのユニットを石田式BHBSにするとダクト径はこの辺のサイズで落ち着きますが、口径のmm単位の違いで低音の量感や質が変わります。
オーバーダンピングのユニットの場合は、バスレフ向きのユニットと比べるとダクト径は1割から2割は大きくなります。
理由は、中高音の音圧がバスレフ向きのユニットより高いため、全体のバランスを取るために低音の量感を増やさなくてはならず、ダクト径が必然的に大きくなります。
ダクト径を小さくすると、締まった低音になる傾向ですが、長さも関係してくるので厄介は厄介です。
この辺は、部屋に合わせトライ&エラーを繰り返すと暇つぶしにはなります。

CIMG0904.jpg

ダクトの長さも大切で、最低域の伸びや癖、量感、締まり、弾みなどに影響を与えます。
ただ、シングルバスレフの悪い面も持ち合わせています。
下を欲張ると途中の帯域に穴が空きます。
その辺を考慮しながら、下を伸ばしていきますが、基本的には自分の耳で良いところが出たら測定して確認して終わりです。
最近は、測定もしていません。
商売にするなら丁寧に測定もしてフラット化を目指しますが、このフラットも部屋の特性で変わってしまいます。
メーカー製の高級スピーカーの使いこなしの難しさは、この辺が関係しているからだと思います。

今のところ、自室ではVP75mm長さ150mmが良い塩梅で聴こえてきます。
もう、数日経過したら、現在のダクトの穴を塞ぎ塩ビ管をダクトで仕込むつもりです。

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N.Hさん

一回、耳をリセットすると良いと思います。
耳が、低音のないすっきり系の音に耳が鳴れている可能性があります。

 

どうも、N.Hです。
新作は103solのBHBSに比較して、かなりダクトの径が小さくなりましたね。
実は僕の103sol用のBHBSですが、中低音の肉付きが欲しくて、ユニットをアルペア7に換えてました。
交換したての時の音は、とても良かったです。最近は小型スピーカーの塗装のやり直しで小型スピーカーを中心にきいてましたが、久々にアルペア7BHBSを聞いてみると高音が弱くなっていて、記事の中の中低音が膨らみ高音が引っ込むという事が良くわかります。
ユニットのエージングが原因でしょうか、そんな中この記事を読ましていただいて、そうか、この手があったかと思いました。
問題はどのように設置するか悩みどころです。塗装前にダクトの調整に気がついて良かったです。